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まわしよみ新聞をつくろう!




はじめの一行

はじめに まわしよみ新聞とは

まわしよみ新聞とは、2012年にぼくが考えた「新聞遊び」です。みんなで新聞を持ち寄って、回し読みをし、気に入った記事を切り取り、グループ内で順番におしゃべりして、最終的にそれらの記事を模造紙に張り付けて新しい壁新聞を作る、という活動です。
もともとは、大阪市天王寺区の應天院というお寺で行われる、総合芸術文化祭「コモンズフェスタ」の企画の1つとして考案した、一種のワークショップでした。

まわしよみ新聞をつくろう!(陸奥賢)

じつはこの本の内容のほとんどは、はじめの一行の中で表現されています。
それは底が浅いということではなく、非常にシンプル。
シンプルだから誰でもできる。
その手引書です。

本書の内容

まわしよみ新聞はオープンソース

本書の中に書かれているのは、「まわしよみ新聞はオープンソースである」ということ。
つまり、この本を読んでやってみたいと思えば、著者に声をかけることなくやることができる。
そして、そこから収益を得るような、営利目的の二次利用についても全然オッケーだといいます。
このイベントが、いい形で発展することを、著者は願っているのかもしれません。

それもそのはずで、このイベントは、どうも「学習する組織」を創り出すほとんどすべてのものがここに含まれているような気がしてなりません。
そしてまた、コミュニティを形成するツールとして、大いなる力を持っているのではないでしょうか。

ファシリテーションは技術不要

まわしよみ新聞というのは、冒頭にあるように、記事をピックアップして、意見を述べて張って壁新聞にするだけ。
ようは、小学生でもできる作業です。
実際に、小学校などでも作成が行われているようですし、一方で、会社の社内研修として行われるケースもあるようです。

私なりの視点で見ていくと、記事を見つけ、切り、貼る、という行為は手作業です。
これは学習能力を向上させ、集中力を養い、フロー状態に導きます。
ましてや共同作業ですから、否が応でも一体感は高まります。

また、記事を選んだ理由を集まった人で話し合うわけですが、これに正しいとか、誤りとかはありません。
つまり、誰もが平等に発言でき、その発言は一定レベルで尊重されます。
共通の話題として新聞記事がありますから、話に困ることはありません。
これは、心理的安全性を確保するという意味では、非常に優れた手法ではないでしょうか。

そして一定の回答を導く必要もないので、ファシリテーションに際しても何の知識もいりません。
着の身着のままでできるイベント。

カジュアルで継続しやすい

たとえば、組織や地域で、継続的なイベントをやるのはけっこう難しい。
なぜかというと、その中身を作るのが大変なのだ。
しかし、こういったイベントは、中身は必要はありません。
集まった人が、集まった中で中身を創り出している。
早い話が、集まった集団こそが、このイベントの中身を決めるものと言えそうです。

すると、毎回同じ準備でやれば、毎週でも、毎日でもできてしまう。
本書にもありましたが、たいていは常連さんもできるわけです。

私は、リード・フォー・アクションという読書会のファシリテーション資格を持っていますが、読書会とうまく組み合わせると面白い展開ができるんじゃないかなーなんて思っています。
とりあえず、やってみようかと。

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これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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