池田貴将

QUEST 結果を勝ち取る力




はじめの一行

プロローグ

がむしゃらにやる。
そして明日は、
新しい自分を開始する。

どうすれば、
自分が計画したとおりに
自分を行動させることができるのか。
どうすればたった今”やるべきこと”に、
自分の行動を集中させることができるのか。

その方法を伝えるのが、この本である。

「やろう」「やらなきゃ」と考える自分と、
その行動を実際に「やる」自分は、
いわば別人である。

考えが一致しなければ、
行動も一致させることができない。

だから自分が
「たった今何をするべきなのか」
もう一人の自分に、はっきりと、
わかりやすく伝える必要がある。

QUEST 結果を勝ち取る力(池田貴将)

詩のように記されたまえがき。
本書は全体が、ゲームのような探求のたびをイメージさせるコンセプトになっているような気がします。
そのプロローグは、本書の全体像でもあり、予告編でもあり、期待感を演出する呼び水だったり。
次を読みたくなるまえがきじゃないかな、と思います。

本書の内容

簡単に言うとタスク管理の本ですが・・・

本書をシンプルにひとことで表現するとすると、タスク管理の本。
ある意味ハウトゥもので、タスクを、どう管理してどう消込していけばいいかが記されています。
といってもそこまで単純ではないのが、本書の特徴。

じつは単にタスクを管理するというより、著者が長年研究してきたモチベーションとの関連性を考慮したタスク管理です。
たとえば、脳の特性として、集中して仕事をした後、次の仕事に移るときに集中力が途切れやすい。
とすると、その途切れるタイミングをどう埋めていくか?

そういった脳科学的な検証を含めて、うまく管理する方法を提示しています。

意志・反応・惰性

本書で興味深いのは、冒頭で人の行動を三つに分けている点です。
それは、意志の行動、反応による行動、惰性の行動です。
これを私たちは区別して認識していませんが、意外と自分のふるまいの多くを支配するのが惰性の行動。
簡単に言うと、同じようなことを延々と繰り返すパターンですね。
何も考えずに、目の前のこと、与えられたことを、なんとなくやり続けてします。
これは日常を過ごすだけならいいのですが、未来への変化の期待はしにくい。

また、反応の行動というのは、何かの刺激に対してやはりパターン化された反応として行う行動。

この二つはどちらかと言えば、自分本位ではなく、周囲の状況や無意識で行うもの。
つまり中身としての、意志がない。
放置するとこういった行動に支配されがちな私たちが、如何に自らの意志をもって行動するか。
これをアレンジしていくのが、本書で紹介するタスク管理となります。

もし、今までの自分から抜け出したい、と考えているなら非常に現実的な方法ばかりなので、
ぜひ試していただきたい内容です。

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