はじめの1行
はじめに-あなたはまだ、ブログの本当の凄さを理解していない
「かん吉さん、飲みに行きましょう!」
関東に住むブロガーさんが、出張で静岡に来るとのこと。夜、二人で飲むことになりました。
ひとしきり、ブログ談議に花を咲かせたあと、彼は切り出しました。「実は、この春に会社を辞めてラーメン屋を始めるんです」と。
彼はブログと同じ名前のラーメン屋さんを開店するといいました。もともと、独立起業につなげるつもりで、ブログを始めたということです。驚きでした。
お店はそう簡単に回らないでしょう。それでも、彼のブログは当時月20万PVほどで、ブログ収入がありました。リスクヘッジになるし、キツくても何とかやっていけるよね、という話をしました。
ブロガーがリアルでお店をやる。
そんなエピソードからスタートです。
ちなみにこのブロガーのお店、いきなり大繁盛したのだそうです。
本書の内容
ブログを書くのはブログが目的ではない
本書の構成は、かん吉さんのブログからの抜粋ということになります。
その中でも特に、起業というテーマになっています。
実は、ブログは、ブログのために書いている人もいます。
たとえば、ブログをベースとしたアフィリエイト収入を期待しているパターン。
これは言い方を変えると、ユーチューバーの文章版と言えるでしょう。
ところで、ユーチューバーは、ある程度人気になると月にサラリーマンの年収くらいの稼ぎはあるようです。
しかし、彼らはそこがゴールではないらしい。
というのも、こういった広告収入の仕組みは、あくまでプラットフォームを作っている会社が独占的に創っているもの。
ある日突然、そのルールを変えることだってあり得るわけです。
それを見据えて、YouTubeで稼いだお金で、何かしらの実業を始めたりすることは多いようです。
恐らく、ブログも同じなのかもしれません。
たとえば、いまやGoogleが何かを変えると、世の中大騒動です。
今まで狙ったキーワードで一をとれていたブログも、ある日突然圏外に押しやられることもあります。
だからこういったプラットフォーマーの呪縛から逃れる方向へビジネスをシフトしていく、というのが彼らの常識でもあるようです。
ブロガーの次の展開
本書はそういった、ブログを実業に結び付けていく中で必要と思われることがいろいろと書かれています。
ちょしゃであるかん吉さんも、ブロガーとしての地位に甘んじることなく、次の展開を見据えているようです。
恐らくこういった電子書籍の出版もその戦略の1つでしょう。
ネットの世界を見ていると非常に動きが速い。
私たちの実業の世界との隔たりを感じる一方、実業もこういったネットの動きにけん引されてどんどん早くなってきているようには思います。
そういった動きを感じ取ることができる一冊と言えそうです。
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特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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