小説

万能鑑定士Qの事件簿VIII




はじめの一行

台湾

のぞみにそっくり、というより、まるで同じに思える車両から抜け出すと、夜の高架ホームはこれまた日本の新幹線の駅にうりふたつだった。辺りは真っ暗で何も見えない。市街地の明かりも、遠く離れたところにある。
寂れた田舎というわけではない。エスカレーターを下りていくと、素晴らしく洗練された駅構内が広がっていた。モダンを通り越して未来的とさえ呼べるほどの美しさ。最新の設備が溢れ、デザインセンスもしゃれている。何もかもが真新しく、光り輝いていた。

万能鑑定士Qの事件簿VIII(松岡圭祐)

今回の舞台は台湾。
かなりリアルな現場の描写。
その描写はこの後もしばらく続きます。
著者の作風の1つとして、現場の情景をかなり丁寧に描くというものがあると思うのですが、本書の始まりはそんなシーンから。

本書の内容

波照間の危機?

本書の物語は、主人公凛田莉子のふるさと、波照間に関わるもの。
友人の父である議員が、万年の水不足に悩む波照間の悩みを解消しようとある発明を独占契約しようとした。
その議員は、波照間の未来のために決断したことだったわけです。

しかしひょんなことからその話を聞きつけた凛田莉子は、その話に引っ掛かるものを感じる。
もしかしたらこれは詐欺ではないか、と。
それをきっかけに、友人二人とともに、その発明者を探し台湾に発つ。
そこで出会う数々の謎。
今回はその謎解き、という物語です。

心細さ

今回は、いつもどちらかというと自信満々の凛田莉子がちょっと心細さを感じています。
というのも、成り行きで台湾に来てしまったから。
予習の時間もなかったため、このシチュエーションにたいする知識がなかった。

しかも友人二人を引き連れているため、彼女たちへの責任もある。
そんな中での葛藤から、莉子がどうふるまうか。
その様子もなかなか見ごたえがあります。

・・・ということで、こういった小説のご紹介はどこまで書いていいものか悩んでしまいますね(;^_^A

とりあえず、全体の6割ぐらいを過ぎたあたりからは、物語は一気に加速します。
そして今回も、かなり面白い。
良ければ、ぜひご一読ください。

Amazonでのご購入はこちら

 【PR】———————————–
月々たった380円で雑誌が読み放題。
たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。




——————————————




乗るのが怖い 私のパニック障害克服法前のページ

成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則次のページ

ピックアップ記事

  1. 残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する
  2. ある犬のおはなし
  3. 脳は「ものの見方」で進化する
  4. はじめに
  5. 成長マインドセット

関連記事

  1. 小説

    スプートニクの恋人

    はじめの一行122歳の春にすみれは生まれて初め…

  2. 小説

    新帝都物語 維新国生み篇

    はじめの一行発端それは、会津の村人が始めてみる…

  3. マンガ

    小説 ブラック・ジャック

    はじめの一行BJ VS AI「弓部大動脈置換術…

  4. 小説

    記憶屋

    はじめの一行都市伝説この小説は、記憶屋という都…

  5. 小説

    仮面病棟

    はじめの一行プロローグ秒針が時を刻む音が、六畳…

  6. 小説

    万能鑑定士Qの推理劇I

    はじめの一行遡ること五年旅客機の客室乗務員を務…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。







  1. 小説

    千里眼の復讐―クラシックシリーズ4
  2. ノンフィクション

    16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「脳を本気」にさせる究極の勉強法
  3. 自己啓発

    THE NAKED CORE(ザ ネイキッド コア)―人生の縦糸
  4. 奥田英朗

    ガール
  5. 小説

    万能鑑定士Qの事件簿 XI
PAGE TOP