ノンフィクション

「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!




はじめの一行

はじめに

この本を手にとられた方のほとんどは、携帯電話やパソコンをお持ちにちがいない。最近のエレクトロニクスの進歩はあまりにも速く、次から次へと性能が上がり、値段も安くなっている。その進歩は、そこに使われている半導体素子の進歩に大きくよっているが、半導体チップの中を支配している物理法則が「量子論」である。実際、半導体は量子論の結晶だとしばしばいわれる。
地球が太陽の周囲を回る公転運動や、ロケット・飛行機・自動車などのマクロの物体の運動は、ニュートンが作った古典力学で計算し、結果の予言ができる。しかし分子や原子、素粒子のような小さな世界では、ニュートンの古典力学は使えないのである。

「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!(佐藤勝彦)

恐らくですが、本書は全体を通して、より多くの方にこういった物理や宇宙の世界に関心を持ってほしい、という思いが詰まっているような気がします。
本書の書き出しもまた、身近な携帯電話と、量子論という知らなければつながりにくいものを結び付けることで、私たちの好奇心を呼び起こしているように感じられます。

本書の内容

聞いたことはあるけどよくわからない量子論

量子論というのは、知れば知るほど不思議な物理法則です。
たとえば、物体がAでもあれば、Bでもある。
ある物体が、同じ時にCという地点にもDという地点にもある。
まあそんな常識的な感覚とはずれたことを言われれば「なにそれ!?」となりますね。
その話のつじつまを合わせようとすると、多世界解釈、つまり様々な状態の世界が重なり合って存在している、といわれればSFファンでなくても色めき立ちます。

これに目を付けたのが、スピな人たち。
多次元とか、アセンションとか、そういったことを物理学の世界から解明できれば、そりゃあ怪しげだった世界が一瞬に表舞台に立つことができます。
しかし、どんな本を読んでもいつも釈然としない思いがありました。

それは例えば、「光は粒であり、波である」という証拠が、二重スリット実験による干渉縞だというはなし。
たいていの量子論の話はここから始まります。
しかし、干渉縞が出るとなぜ粒であり、波であるのか?
この部分の説明がなされている本というものにあまりであったことがないのです。

この本の最大の特徴(私にとっての・・・ですが)は、干渉縞が出るとなぜ粒であり、波であるのか、というところから丁寧に説明されています。

そもそも「波」ってなに?

もう一つ、誤解しがちなのが、粒であり波である、というと「波」は粒がたくさん集まって並みを作っているかのようなイメージを抱きがちです。
あるいは、粒が波打って動いているという発想もあるかもしれません。
けど、前者は粒子一つの特性を著しているわけでもなく、後者は粒であることに違いはありません。
じゃあ、波って何ぞや、って話ですね。

結論は、確率の問題になるのですが、そこについてもしっかりと説明されています。

また、量子論の特徴の一つ、「観測することで物事が決定される」的な話も、その原理がはっきりと説明されています。

さらには、ミクロで起こる事がマクロで起こらないっておかしいと思いませんか?
その理由もはっきりと原理が描かれています。

これまで量子論というのが不思議現象ばかりがクローズアップされて、その根拠というのがないがしろに広まった(というか知らない人がほとんどなのかも)イメージがあるのですが、本書ではそれらの概念が誰でもわかるように解説されています。

私は初めて「相対性理論」に関する概念を「ああ、そういうことか」と思ったのも本書の著者、佐藤勝彦先生の本だったのですがやっぱりこれもわかりやすいです。
丁寧に難しいことを分かりやすく解説してくれているので、量子論に関心を持たれているすべての人にお勧めしたいです。

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たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。




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