ビジネス書

人間学×マーケティング (未来につづく会社になるための論語と算盤)




はじめの一行

まえがき

あなたに今、魔法の杖を授けるとしたらーーー
いったい何を実現したいだろうか?

一攫千金をさくっとあてて、悠々自適に過ごしたいだろうか?それとも、地域と日本の未来にインパクトを与える、やりがいのある事業に、社員とともに、長らく取り組んでいきたいだろうか?
あなたの夢が、「一攫千金」であれば、この本は、時間の無駄だ。何の役にも立たない。
私はマーケッターとして、お金儲けに即効性があるノウハウ本をたくさん書いてきたので、20年前の拙著を手にとっていただく方が、まだお役に立てるだろう。

人間学×マーケティング (未来につづく会社になるための論語と算盤)(神田昌典、池田篤史)

いつもどおり、まえがきには特別の気合の入っている神田昌典さん。
共著という形をとっていても、監修という形であっても、関わる本の一番初めの文章は神田昌典さんが描いていることが多いと思います。
それだけ重要であり、力を入れておられることはよくわかります。

ところで、本書の中でフューチャーされているのが、渋沢栄一の「論語と算盤」です。
そして渋沢栄一と言えば、新一万円札。
この本が発売された時は、そんな話はなかったはずなんですが、乗っている人というのは怖いですね。
あるいは、預言者なんでしょうか・・・笑

本書の内容

論語会社と算盤会社

本作で面白いのが、会社を全く対照的な二つのタイプに分けていること。
本書はこの二つのタイプの対比で貫かれています。
社員を大切にし、育て、社会に貢献していく。
これが「人」を重視した、論語会社。

それとは逆に、すべて数字で管理し、合理的に数字を追求する会社。
これが算盤会社。

本書の大きなテーマとしては、このどちらかがあるだけではだめで、この双方の考え方がうまくバランスする必要がある、と説いています。
どちらかに偏りすぎていても、上手くいかない。
そしてそのどちらかに傾いている企業の多くは、今、売り上げの減少、利益の減少に困っていると言います。

たとえば、身近なところでいうと、保険会社なんかはほとんどが算盤会社だと思います。
もう少し突っ込んで言うと、明確な算盤会社になり切れない算盤会社。
ち密さが足りないのです。

社会の変化の中では、どちらかに偏ってもいけないけど、どちらかになり切れないのはもっといけないのかもしれません。

どうすればバランスを保てるか?

ということで、本書は「疑似コンサル」的な雰囲気で話が進んでいきます。
論語会社、算盤会社、それぞれにたいして、何をどうしていくかを検討していきます。
そしてそういった本質的な話し合いを、同社員に落とし込んでいくかまでをカバーしています。

この中に出てくるのは、神田昌典さんの扱ってきた知的商材てんこ盛りです。
フューチャーマッピングから、アクセラメンツ(!)まで。
こういったものを駆使して、会社をどうしていくか考えていく。
なんとも壮大な一冊と言えると思います。

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私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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