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世界最先端の研究が教える すごい心理学




はじめの一行

まえがき

「心理学をぜひ学んでみたい!!」と考えている人は、たくさんいるでしょう。
けれども、せっかく興味をもって心理学の入門書を何冊か購入してみたのに、読んでみると、「なんだかちっとも面白くないな……」という思いにとらわれることもあるのではないかと思います。大学に入学して、心理学を学び始めたころの私がそうでした(笑)。
いったいこれはなぜなのでしょう。
その理由は簡単で、心理学には面白い実験や調査がいっぱいあるのにもかかわらず、心理学の入門書には、そういった研究がまったく載せられていないからなのです。

世界最先端の研究が教える すごい心理学(内藤 誼人)

納得のまえがきですね。
うんうん、そうそう、と思った人はこの本もって、レジに並んでることでしょう。
そして、そういう人、結構いらっしゃるんじゃないかと思います。

本書の内容

心理学もいろいろあれど・・・

じつは、最近は心理学という言葉がけっこうはやっています。
で、何でもかんでも心理学と言えばいい、的な風潮も見受けられます。
だから何のエビデンスもないものを「心理学」として売り出している者も時々見受けられます。
まあ、あとはこじつけ的なものですね。

「科学的な●●」というものも、その効果が科学的に検証されたものばかりでなく、ちょっとだけ科学とか吸っていればそんなタイトルつけていることもよくあります。
いうことで、トンデモ科学、トンデモ心理学がけっこう出回っています。

その中で、本書を執筆されている内藤氏は、けっこうたくさん本を書かれている方で、心理学者としてのスタンスは崩していないのでしょう。
ちゃんとした論文から、人が関心を持ちそうなものを集めてきたのが本書。

関心をもって学ぶか、学んで関心を持つか

いろんな学問について思うのですが、「好きになったらトコトン学びたい」という人は結構いらっしゃると思います。
初めのうちは、使える物とか、面白そうな話とか、そういうところを学んでいるのですが、ある時深く学びたいと感じることはあると思います。
たとえば、最近の成功法則系の本では、引き寄せの法則なんて言う話があり、そこから量子論に行っちゃうことがけっこうあります。
そこで、「へぇ、量子論か。面白いな」と思ったとき、何人かに一人は本当にガッツリ勉強し始める人がいると思います。

心理学ももちろんそうで、いろんな人のふるまいを知るうちに、だんだんと深く追求したい、という欲求がわいてくるということはあると思います。
そうすると、ちょっと難しいことで、ついついどハマりしてしまう可能性はあるわけです。

すべての学問において、「関心を持つ」→「本格的に学ぶ」というステップが設計されてるといいな、と思いました。
それは学校教育も同じで、ただ「やらなきゃいけないものだから、やる」というより、関心を持たせる授業を1学期やれば、2学期以降で一気に内容の理解が進むのではないでしょうか。
こういう部分のカリキュラムの組み方、もっと考えたほうがいいんだろうな、と思いました。

 

で、この本はその「関心を持ってもらう」というステップを担っているんだと思います。
内藤氏は、そうやって多くの人が、心理学に関心を持ってほしい、という思いをもって本書を書いたようです。

内容はかなり面白いし、書き方も平易なので、心理学に少しでも関心のある方は是非、手にとってみてください。

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