ビジネス書

内向的な人のための スタンフォード流 ピンポイント人脈術




はじめの一行

はじめに

「人脈モンスター」が活躍する時代は終わった

生まれてからずっと、極度の「人嫌い」であることが、私の悩みでした。

たとえば、友人の結婚式に行くのが億劫で、スーツに着替える気になれなかったのがあります。
ネクタイやワイシャツは私にとって「人に会う」ことに直結するアイテムです。一度身に着けたら最後。そのまま式場でたくさんの人と話をしないといけないと思うと、朝着ていたTシャツとチノパンを脱ぐこともできませんでした。

フィードバックする 内向的な人のための スタンフォード流 ピンポイント人脈術(竹下隆一郎)

本書の著者が、ハフポスト日本の編集長というとどんなイメージを持つでしょうか。
正直な私の感想と言えば、そういったメディアの人というのは、遠慮のない人が多い。
人の懐にずかずかと入ってきて、その人にとっての不幸こそが彼らの飯のタネ。

先日名刺交換をしたある金融系の週刊誌の編集長は、どうも怪しい動きをしている業界大物の動きを追っているようでした。
彼は、その人たちの幸せを望むのではなく、「何かやらかしてほしい」という期待が会話の端々に出ていました。
私にとって、メディアの人、というのはそういうイメージです。
しかし、本書の著者は、ちょっとばかり様子が違うようです。
友人の結婚式にさえ出かけるのが苦痛だという。
このギャップだけで、けっこう気持ちが引き込まれてしまいますね。

本書の内容

「人脈モンスター」への憧憬

内向的な人間だと、特に若い自分は本書でいう「人脈モンスター」にはあこがれるものです。
実際のところはどうかはわかりませんが、彼らの外向性はビジネスにおいてかなりいい影響を与えているような気がします。
実際に様々な心理実験や研究を見ていると、外交的であるというのはビジネス上、かなり重要なスキルの1つではあるように思えます。

しかし、本書では、そのような「人脈モンスター」の時代は終わったと言い切ります。

たしかに、人脈モンスターは実は、大騒ぎして人にすり寄るわりには、意外とその人からの信頼を得ていないケースもあります。(これは私の感覚ですが)
どうも単に外交的なだけではうまくいかない様子を実はけっこうよく見かけています。
一方で、内向的な私たちにとってとることができる戦略というのはあるのでしょうか?

インターネット・SNSが可能にしたピンポイントの人脈術

実はこの部分は私も感じているのですが、内向的であってもSNSは非常に役に立ちます。
会ったその場でしっかりと自己紹介できなくても、SNSを見ていただければどんな人間かがわかります。
何をやっているかもわかります。
だからその場限りの決選ではなくなったんだと思います。

だから手裏剣のように名刺を配って中身のない関係をたくさん作る必要はないのです。

そして本書はそういった必要最小限の人脈から、成功を手にする方法を語ってくれます。
一例を挙げると、少ない人たちとの深いコミュニケーションが前提になっていますが、どうやらそうやってつながった人にはある程度身をゆだねるようにされているようです。
そういった人たちの誘いや、視点を追うこと。
これはけっこう本気でやってらっしゃるようです。

つまり、薄い関係をたくさん築くより、いくつかのいい関係ができれば、そこにどっぷり集中しよう。
これが著者のいう、内向的な人のための人脈術の本質じゃないかと感じました。

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<目次>
1章 内向的な人が活躍できる「ピンポイント人脈」の時代
現代の4大潮流「人脈の『逆ピラミッド』化」「動きまくる個人の出現」「会話の高速化」「『家の中』の過ごし方改革」
潮流1 「人脈の『逆ピラミッド』化」
潮流2 「動きまくる個人の出現」
潮流3 「会話の高速化」
潮流4 「『家の中』の過ごし方改革」
自分の心と向き合っている人ほど「ビジネス」に強い
内向的な人だからこそ、ピンポイントで深い関係をつくれる

2章 内向的な人のためのスタンフォード流「7つの人脈術」
スタンフォード流「じっくり考える」人のためのピンポイント人脈術
人脈術(1)まずは7人の「好きな人」を見つける
人脈術(2) 「うん、でもね」「そうは言っても」を口にする人は相手にしない
人脈術(3) 名刺交換をせずに会話をはじめる
人脈術(4) 自分だけの「ビジネスコーチ」をつける
人脈術(5) 抽象的な話で会話と思考の幅を広げる
人脈術(6) 「紙とペン」を使って引きつける
人脈術(7) 不良が活躍する時代、「小さな変革者」を探す

3章 ピンポイント人脈がもたらす3つのメリット
「キャリア」「新規プロジェクト」「組織」を変えるピンポイント人脈
メリット1 キャリアを自由に設計できる
メリット2 新規プロジェクトがうまくいく
メリット3 組織を変える

4章 【実践編】ピンポイント人脈でチームをつくる3ステップ
ステップ1 チームをつくるための「好きな人」を見極める
ステップ2 好きな人との「熱気」を保ち続ける
ステップ3 変化の激しい時代のチームづくり
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これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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