ビジネス書

メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問




はじめの一行

はじめに

本書のテーマは「メタ思考」です。
メタという言葉はあまりなじみのない言葉かもしれません。
文字通りの意味は、あるものを一つ上の視点から客観的に見てみるということです。
例えば「もう一人の自分の視点で自分を客観視してみる」ことが重要だと言われることがあります。
このように自分自身を「幽体離脱して上から見る」ことは「メタ認知」と呼ばれ、視野を広げて自分を客観視するために必須の姿勢で言われています。

メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問(細谷功)

非常にシンプルですが、必要な人をグイグイ惹きつける文章のような気がしますがいかがでしょうか。
早い段階で、本書のテーマを提示し、その意味を明確にする。
けっこう難しい概念をさらりと説明してくれています。

本書の内容

メタの視点で見なければ成長はできない!?

冒頭にある通り、「メタ」という聞きなれない言葉があります。
とはいっても、砂金は割といろんなところで出てくるようになりました。
冒頭にある通り、メタというのは一つ上の次元で物事を見る、ということです。

たとえば、妻(あるいは夫)と夫婦喧嘩をしたとしましょう。
自分の思考で見れば、たぶん、自分が正しくて、妻(あるいは夫)が悪い、というところからなかなか物事を動かすことはできません。
しかし、自分の立場はこうで、こういう意見を持っていて、妻(あるいは夫)の立場はこうで、こういう意見を持っている、という視点で見たとしましょう。
お互い譲れないこういうポイントがあるんだけど、問題になっているのはこういうポイントなんだな、と理解できるようになります。
まあ、なるほどそういうことか、とわかってそれを受け入れるとか、解決できるとかはまた別問題です。
だけど、そもそもこの問題の本質的な原因というか、何が起こっているかを理解できなければ、分かり合うことはできません。

また、人の中には「ガンコ」と言われる人がいます。
ある意味においては一途と言えるかもしれません。
こういう人たちは、自分の考えが正しいと信じて疑いません。
すると答えは一つなんですが、そこに縋りつかなければならなくなります。

しかし、自分のなかから見た世界をとびだして、一つ上のレイヤーからみてみると、
自分の頑固さが美徳になる時もあればそうでもないこともある。
そんな事に気付くことができるかもしれません。

こういったメタ認知を、最新の脳科学では自信の成長の必須の項目である、という言い方をしている記事を以前見た記憶があります。

設問を通じてメタ思考を鍛える

さて、本書はこういったメタ思考を、34問の問題を通じてトレーニングしていく、という体裁をとっています。
問題は決して難解なものではなく、日常の中で出会いそうなシーンばかり。
ただし、その解決法はたいてい一つだけ、という限定はしにくいものです。
そういった中でメタ思考を腹落ちさせ、習慣的に使えるように導く一冊。

とっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、丁寧に読んでみるとすごく発見がある一冊だと思います。

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