ビジネス書

2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39




はじめの一行

はじめに

所要時間は15分以内

忙しいマネジャー(およびチームメンバー)に、チームワーク構築のために何時間も費やしている余裕はありません。そこで、簡単で効果が確実に上がるゲームを活用しましょう。本書で取り上げるゲームは、話し合いの時間を含めて15分以内で完了できます。
果たして15分以内のゲームで本当に効果があるのでしょうか?答えはイエス。もちろん、永年の問題はそう簡単に解決されませんし、永年対立してきた者同士が親友になることもないでしょう。

2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39(ブライアン・コール・ミラー)

どんないい方法でも、手間がかかったり、時間がかかったり、難しかったり、特殊な道が必要だったりすると、実行が難しくなります。
しかし、忙しいビジネスの現場という事を想定して「15分以内」という制限をつけていることで、実践しやすさを感じさせるまえがきになっているように感じられます。

本書の内容

体験から学ぶ

チームに対して、「メンバーと仲良く」と言ったってできるはずもありません。
人の気持ちを考えて、と言ったって多少気を付けることはあっても、難しいことです。
しかし、これを体感ゲームとして感じ取ることで、「ああ、そういうことか」という気付きになります。

ところで人は、誰かに何かを言われようと、強制しようと、変わることはありません。
唯一変わることができるのは、本人が、変わろうと思ったときだけ。
それを促すのは「経験」という刺激。

その刺激を提供するのが本書のワークと言えそうです。

自分が好きなことを順番に話していくゲーム

いくつか、本書の中のゲームを紹介してみたいと思います。まず初めは、初対面同士のアイスブレイクに有効なゲーム。自分が好きなことを順番に話していくゲームです。このゲームの目的は、「お互いの好きなことを知り、今後の会話のきっかけを作る」というもの。手順は以下の通りです。
①メンバー全員が向き合うようにして輪になる。
②あなたが何をするのが好きかを言って、ゲームをスタートさせる。
③あなたの隣にいる人がその言葉を繰り返し、それより好きなことを言う。
④その隣にいる人が前の人の言葉を繰り返し、それより好きなことを言う。
⑤1周するまで続ける。

これを普通に楽しんでもいいのですが、より意味のあるものにするために、一巡したときにこんな質問をしてみるといいようです。「お互いの仕事以外の面を知ることは、なぜ重要なのでしょうか?」「個人的なことを他の人に話すのは、抵抗がありましたか?」「仕事の中でお互いをもっとよく知るにはどうしたらよいでしょうか?」

最初に動いた人を探し、その責任を問うゲーム

もう一つご紹介するのは少しスパイシーなものです。目的は、「チームでは全員に責任があることを理解する」こと。こんな感じのゲームです。
①全員で立ったまま大きな輪になる
②アイドルを決める
a.まず、あなた側の中の一人を指さし、そのままの状態を保つ
b.指さされた人は別の人を指さし、そのままの状態を保つ
c.全員が誰かを指さす状態になるまで続ける。最後の人はあなたを指さす。
d.あなたは指を下し、指さしていた相手を見つめる。その人があなたのアイドルである。
③目的は、自分にとってのアイドルをよく見て、その人の動きをすべてコピーすることだと説明する。
④チームに完全に動きを止めるように指示する。自分のアイドルが動かない限り、誰も動いてはいけない。アイドルがぴくっと動いたり、咳や瞬きをした場合は、瞬時にその動作を正確にコピーし、これを数分間続ける。

ここで「どんな結果になりましたか?」と聞くとアイドルが動いたことを非難する声が上がりがちです。さらに「その動きを最初に行った人は誰かわかりますか?」と聞いてみっる物の特定するのは難しい。さらに「一度おこってしまったことについて、最初に誰が行ったかを特定するかは重要だろうか?」と聞いてみる。身代わり探しにどれだけのエネルギーを使っているのだろうか、結果的にチーム全体の行動になったある行動について、自分たちはどんな責任があるのだろうか、このゲームは実際の仕事とどのような関連があるのか、などの問いを投げかけます。

時には劇薬も

一見、似たようなゲームも、少しずつ目的が違っています。
本書には、そのワークが何を目指しているのかが書かれています。
しかし、リーダーは語りすぎないほうがいいようです。
そういったゲームから何を受け取るかは、人それぞれ。
その、メンバーそれぞれの感覚を大事にすることが必要なようです。

となると、本書の中にはけっこうな劇薬も紛れ込んでいます。
これをやると、もしかしたらうちのチームだとちょっともめるかもしれない…的な。

そのあたりは、ファシリテーターの技量が試されるところ。
そんな意識をしつつ、どのワークをどのチームに対してやるかはある程度事前の精査が必要かもしれません。

講師業をされている方にとっては、講座はじめのアイスブレイク、
会議前のアイスブレイク、
そんな用途に活用できそうです。

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