ノンフィクション

オカルト・クロニクル




はじめの一行

はじめにーーー信奉者はタフなロマンを!信奉者の敵は懐疑論ではなく安易な否定論だ!

つまらないUFOを見たことがある。小学校低学年の頃だったと思う。
友人たち数人と空気銃をかついで広大な空き地に行った時だった。戦争ごっこの合間ーーー昼下がりの休戦時に近くの自動販売機まで歩いていくと、自販機を設置した商店の主が空を指さして「あれはUFOじゃないか」と我々に訊ねてきた。指さされた先には確かに何かが浮いていた。ほとんど雲のない青空に、角が鋭角でないーーー失敗したおにぎりのような形状をしたソレが停滞し、やや回転しているように見えた。

オカルト・クロニクル(松閣オルタ)

いきなり、子どもの頃のUFO目撃体験。
本書のタイトルと相まって、怪しさ満点とでも言いましょうか。
この話は著者のルーツというか、この本の骨格に関わる話ではあるのですが、なかなかにキャッチーな話ではあるものの、本書全体の怪しさから考えると思ったほどインパクトがないのが面白いところ。

本書の内容

不可解な事件事故を徹底検証

四の五の言う前に、まずは目次を見ていただきたいと思います。

もくじ
はじめに
――信奉者はタフなロマンを! 信奉者の敵は懐疑論ではなく安易な否定論だ!

ディアトロフ峠事件
――ロシア史上最も不可解な謎の事件

熊取町七名連続怪死事件
――日本版『ツイン・ピークス』の謎

青年は「虹」に何を見たのか
――地震予知に捧げた椋平廣吉の人生

セイラム魔女裁判
――はたして、村に魔女は本当にいたのか……

坪野鉱泉肝試し失踪事件
――ふたりの少女はどこへ消えたのか……

「迷宮」
――平成の怪事件・井の頭バラバラ殺人事件

「人間の足首」が次々と漂着する“怪”
――セイリッシュ海の未解決ミステリー事件

「謎多き未解決事件」
――京都長岡ワラビ採り殺人事件

ミイラ漂流船
――良栄丸の怪奇

科学が襲ってくる――
フィラデルフィア実験の狂気

岐阜県富加町「幽霊団地」
――住民を襲った「ポルターガイスト」の正体

八丈島火葬場七体人骨事件
――未解決に終わった“密室のミステリー”

獣人ヒバゴン
――昭和の闇に消えた幻の怪物

ファティマに降りた聖母
――7万人の見た奇蹟

赤城神社「主婦失踪」事件
――「神隠し」のごとく、ひとりの女性が、消えた

これを見て、いくつか「知ってる!」という事件があれば、買いだと思います。
あなたの趣味としっかりあっている本です。
たぶん、2~3割は知ってるけど、あとはあまり・・・というぐらいの人が一番楽しめるかもしれません。

まったく知らない、という人は、たぶんこういう世界の話といままで距離を詰めた経験のない人でしょう。
無理せず読まないほうが無難ではないかと思います。

さて、本書ではこういったちょっとオカルト・フリークの人が身を乗り出しそうな事件を一つ一つ取り上げ、「実際のところどうなの?」という事を検証しようと試みた一冊。
不思議な事件や事故に対して、否定的でもなければ、賛同するわけでもなく、できる限り中立の立場をとって検証していこう、という趣旨のもの。

ただ、特殊な探索ルートを持っているわけではないようですので、基本的には出版や発行された雑誌や新聞が基本的な情報ソース。
ただしその量が半端ではありません。
相当に細かく調べておられます。

エルドリッジ号事件

私が本書を購入したのは、エルドリッジ号の話が入っていたから。
フィラデルフィア実験と呼ばれるものです。

この話、軍事機密の案件と言われるだけあって、あったのか、なかったのかさえつかみきれません。
テスラコイルを使って電磁波を発生させ、戦艦を見えないようにする実験だったのですが、強力な電磁波の影響を受け、船はテレポート。
しかも、見つかった時、乗組員の一部は船と一体化(!)していたなんて言う話も。

この都市伝説的な話が、本当にあったのか、なかったのかはとても関心のある話。
それも本書としては、様々な文献を参考に、一定程度の結論めいた話をしています。

まあ、それが正しいかはおいておいて、なかなかに面白い話です。

 

ということで、不思議な事件や事故の真相を探求した本書、秋の夜長にはちょうどいい一冊かもしれません。

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