ノンフィクション

無一文からのドリーム




はじめの一行

はじめに

二〇一四年一〇月にYouTuberになったラファエルと名乗り、チャンネルを解説して丸五年になろうとしている。早いものだ。怒涛のような五年間だった。このタイミングで本を書こうと思ったのは、YouTuberとしてターニングポイントを迎えようとしているからだ。自分ではそう自覚している。
これまで生きてきた軌跡を描くことで、自信で過去を振り返りながら頭の中を整理し、未来へ向けて新しい一歩が踏み出せると思った。同時にこんな僕のファンになってくださった皆様に、謎だらけのラファエルの素の姿を知ってほしいとも思った。

無一文からのドリーム(ラファエル)

本書はたぶんですが、タイトルと化まえがきとかあんまり関係なくって、表紙にラファエルが大写しになってる時点で売れるだろうな、と思います。
だから「はじめに」も今なぜ本なのか?という事を説明する内容になっています。
YouTuberが本という媒体を使うもっともらしい理由を提示している、という感じでしょうか。

本書の内容

漂う違和感

本書の内容について考える前に、私自身が感じた違和感を少し記しておきます。
私はラファエルというYouTuberを特別たくさん見てきたわけではありませんが、時々目につけば見たりします。
なんだかんだ言って面白いし、何かが起こりそうな期待感もあります。
その程度のラファエル認知度なんですが、この本のタイトル、明らかにキャラクターとギャップがあるような気がします。
まあ無一文はいいとしても、「ドリーム」なんて言葉を、ラファエルが使うか?というところです。
本のタイトルなんて、著者の意向より出版社の意向のほうが強く反映されることは良く存じ上げてますが、それにしてもズレてる。

そして、本の文体もなんかちがう、という違和感を感じます。
たぶん、執筆協力者がいると思うのですが、ラファエルにしては品が良すぎます。
まあ話す言葉と書く文章がまったく違う人がいるにはいるのですが、なんとなく言葉の選択が違うような気がするんです。
そのあたりが読み始めてからの違和感でした。

内容は好きか嫌いか

そして本書の内容は、まさに半分はラファエルの半生。
彼の人柄に惹かれている人とか、YouTube見ながら、この人どんな人なんだろう?という関心を持っている人にはとても気になる内容。
ざっくりいうと、不幸な子供時代があって、今がある、という自叙伝の鉄板テンプレートなわけです。
私自身はすごく興味を持って読ませてもらいました。
まさにラファエル本なので、ここに興味を持てない人にはつらい内容かもしれません。

でもって、そのあとは、彼のビジネスに対する考え方などがまとめてあります。
ああ、なるほどな、と思えるところも多く、行動指針としては取り入れたいところがいくつかありましたし、
響く言葉もいくつかありました。

総合的に見て、読んでよかったな、と思う本でしたが好き嫌いはわかれるんじゃないかと思います。

まあラファエル的には、自分というキャラクターをより広いジャンルに売り込むためのメディアミックスだったのだと思います。

 

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