小説

スカラムーシュ・ムーン




はじめの一行

00旅人と裁き人

みなさん、こんにちは。『寓話の時間』にようこうそ。
メルガ共和国は、かつてはノルガ王国と呼ばれてさかえていました。アフリカ大陸南端に近い内陸部にあるこの国は紙と文字の文化を持たず、語り部が口伝で歴史や寓話を伝えてきました。これはそんな物語の一遍です。それではどうぞ、お楽しみください。

スカラムーシュ・ムーン(海堂尊)

飼う前にチラ見していたあらすじからは思いもよらないはじめの一行。
いったいなんじゃこりゃ、と改めて本の表紙を見返す。
そして間違った本を買ったわけではないことを確認して読み始める。

まあそんな感じでこの本、読み始めました。
それくらい意表を突いた書き出し、という事なのでしょうね。

本書の内容

ナニワモンスターに続く話

実は私、本書の著者である海堂尊さんは、大ファンでした。
大ヒットした『チームバチスタの栄光』からの一連のシリーズは、本屋さんで見つけるとすぐにかってよんでました。
この本とは深いかかわりもある、ナニワモンスターという本も、文庫化される前に単行本で買ったくらいです。
そこらあたりから、だんだんと海堂さんの本からは距離を取っているというか、小説その物をあまり読まなくなったもので・・・。

ということで、超久しぶりの海堂さんへの復帰作がこれ。

という私にはいささか大作で、単行本では上下二段にびっちり文字が埋まっており、文庫版でも665ページに及ぶ分厚さ!
まあ、読みごたえは十分ですね。

その長さに比例するかの如く、話は様々なところで進行します。
一つは、ナナミエッグという養鶏場の話。
そもそも本書の中心に、インフルエンザワクチンがあって、それを作るには良質の有精卵が必要。
そこで白羽の矢が立ったのが、このナナミエッグ。

ここからは社長のお嬢さんが、独立した会社を立ち上げ、インフルワクチン製造のための有精卵を作ります。
そして、その恋人(?)的立場の男の子のお父さんの会社から独立した運送会社で、これを運びます。
そんなちょっぴり青春っぽい話とは別に、ちょっとギトギトした政治の世界の話が入り混じります。

スカラムーシュ・彦根

青春物語と、政治的な裏のやり取りの中で暗躍するのが、彦根という人物。
あだ名はスカラムーシュ。
彼は、日本を東西に分けて独立させるという考えを実現するために暗躍します。
政治家とのやり取り、そして、モナコでの活躍。
まあこっちは、ナナミエッグのほのぼのお仕事ストーリーとは全く違ったカラーで物事が進んでいきます。

そして最後、物語としてどう帰結していくのか。
そこは読んでのお楽しみ、という事で。

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