梯谷幸司

無意識を鍛える




はじめの一行

はじめに 潜在意識は腕のいいタクシーの運転手

本書をお手にとっていただき、ありがとうございます。
この本は「潜在意識」、さらにはわたしたちのすべてをコントロールしている「メタ無意識」の領域にアプローチして、誰もが豊かな富を引き寄せていくための自己変革プログラムを初公開したものです。
タイトルの通り「無意識をきたえる」ための実践的な方法を徹底してお伝えします。

無意識を鍛える(梯谷幸司)

煽るようなまえがきではないのですが、比較的自己啓発書をよく読む人にはおなじみの「潜在意識」という言葉から、「メタ無意識」という聞き慣れない言葉が出てきます。
そしてこれらを活用するという話はよくありましたが、鍛えるというコンセプトはあまりなかったように思います。
内容は固より、まずはそのコンセプトがとても面白い、と感じ、手にとりました。

本書の内容

具体的ワークがてんこ盛り

本書はどうやら、実際にセミナーとしてやっていたことを本に落とし込んだようです。
そのせいか、内容はワークの紹介でてんこ盛り。
できれば、一回一回手を止めて、ワークをやってみるのがいいと思います。

面白い考え方だな、と思ったのが過去の人生をグラフ化していくワークがあります。
このグラフを見ていき、下に向いているグラフの部分をしっかりと思い起こし、その時の経験がどこに結びついているかを見出すワーク。
人間生きていると、うまくいくときとそうでないときがある。
そして、うまくいかないときに、その経験は必ずどこかで生きているはずだ、という事を発見するのです。
そういった「未来につながる苦労」であることがリアルに体感できると、しんどい時も希望を捨てずにいられるかもしれません。
さらに言えば、落ち込みが激しいほど、得ることも大きいのではないかと思います。

5つのステップ

本書の目次から、表紙にある「5つのステップ」を取り出すとこんな感じ。

■ステップ1/無意識を鍛えるための準備体操
■ステップ2/メタ無意識を自在にコントロールする
■ステップ3/無意識を鍛える実践トレーニング
■ステップ4/自分の思いどおりに現実世界を書き換える
■ステップ5/集合的無意識にアクセスして「答え」を得る

なんだか魅力的ですね。
例えばこの中の一つに、自分の未来の年表を作るようなワークもあります。
エクセルなどに、1年ごとの未来予想を書いていくんですね。
未来予想と言っても、現実的なそれではなく、勝手に作った夢のようなものです。
作る作業は大変ですが、いわば未来記憶を作るという事で、リアルな人生はそれをなぞっていくという感じでしょうか。

 

ところで本書は(たぶん期間限定)ですが、専用WEBサイトがありました。
そこには、著者本人による動画もありますので、関心のある方は一度見てからご購入を検討されるのもアリかもしれません。

 

STEP1無意識をきたえるための準備体操

この章ではしょっぱなに、今後30年の将来像を描くというワークがあります。
ビジネスとプライベートに分けて、自分のなりたい姿を洗い出します。
これだけなら、今までもいろいろな本で接することがありましたが、もう一つ、立て続けにやるワークがパワフルです。
それは自分の挫折体験を書き出すというもの。
まあ、こういった本を手にとる以上は、何かしら、過去に大なり小なり問題を感じている人が多いと思います。
そういった人が、自分の過去の挫折体験を思い出し、いくつでもピックアップしていきます。

それだけなら、大した話ではないのですが、それがどんな現在の自分につながっているのか、という事を紐づけてみるのです。
基本的に人生で起こる挫折体験というのは、自分たちを成長させる通過儀礼。
ということは、その体験から何かを受け取るのが筋です。
その受け取ったものが何かを書き出してみよう、というのです。

意外とありそうでなかったワークじゃないかと思います。
これをやっていくと、リフレーミングがおこります。
たとえば、今後ツラいことに直面した時に、将来何かの役に立てることができるという前提に立てます。
そうするとツラいことが乗り越えやすい。
そんなカラクリがあるのではないかと思います。

これをやるだけで、本書を買った価値があったかもしれません。

STEP2メタ無意識を自在にコントロールする

メタ無意識というのは、簡単に言うと、無意識の外にある無意識。
本書においては、潜在意識と無意識を区別するためにあえてそう呼んでいる、と断り書きがあります。
著者はこのメタ無意識を13のカテゴリーに分類し、その内容を説明します。
そして自分に有効なメタ無意識をコントロールするため、自分の価値基準における優先順位についてを調べ、書き換えるワークを提案しています。

STEP3 無意識をきたえる実践トレーニング

ここからはいよいよ日々の習慣におけるレベルでの、無意識の鍛錬と言えるかもしれません。
まずは、一日にやることをすべてリストアップします。
起きて、歯磨きをする、服を着替える・・・などなど。
そしてそれぞれの目的を明確にします。
たとえば、歯磨きをするのは、虫歯にならないためとか、口がにおわないため、とか。

一通り書き出せたら、この「目的」を分類します。
「他人指向」の目的か、「自分指向」の目的か、でです。
たとえば、口がクサくなって嫌われる、という事なら他人指向です。
宿題をやらなければ叱られるからやる、というのならやはり他人指向。
会社に行かなければ首になる、というのも他人指向ですね。

この他人指向で生きていると、結局人生を自分でコントロールすることはできません。
だから、一つ一つの行動に目的を与えます。
たとえば、カフェで飲むコーヒーに払うお金を、「自分の〇〇という夢に近づくために、いまコーヒー代500円を支払う」という事をつぶやけ、とういうのです。
ぶつぶつと怪しげな人になりそうですが、一つ一つの行動に目的を持たせる、という意味では非常に良い方法かもしれません。

この章では、こういったことをはじめとして、自分脳意識をきたえ、コントロールするワークがいくつか紹介されています。
まさに、本書の中心部分と言えるかもしれません。

STEP4自分の思いどおりに現実世界を書き換える

この章に紹介されているワークは、NLPなどでも使われている者だと思います。
自分の目標を、物理空間の中で認識し、その距離を「意外と近いじゃん」と脳に錯覚させるというワーク。
ここでは詳しくはご紹介しませんが、その効果はかなりいろんなところで漏れ聞きますので、一度試してみられるといいかもしれません。

STEP5集合的無意識にアクセスして「答え」を得る

集合的無意識というと、かのユングが提唱した考え方。
人の無意識は、全世界の人々のものがつながっていて、一つの集合的無意識の中に統合されていると言います。
つまり、自分では「知らない」と思っていることも、自分の無意識を通してつながっている集合的無意識にアクセスできるようになれば、答えが浮かび上がるというもの。
本書ではいくつかの方法を紹介しています。

私個人の経験としては、やはり「夢」というのが非常に強いメッセージだと思っています。
ただ厄介なのは、良くある夢占い的に「ネクタイは男性自身の象徴」とかいうものではなく、同じイメージを受け取ってもその人その人によって意味はちがいます。
しかも、この無意識というやつは、一つのイメージに二つも三つものイメージを重ねてくることも多くて、私自身がその内容を解読するのはかなり厄介です。
まあそれでも、その人々によるイメージ化のパターンを知れば、けっこう使えるメッセージになる、はずなんですが、私はまだまだ使いこなせていません。

 

ということで、かなり実践的な本書、難しいことはそんなに書かれていないので、人生をより充実したものにしたい、という方にはお勧めです。

 

いやー、読書って素晴らしいですね。

 

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