自己啓発

私のすべてを私が許可する“眠りのセラピー”――97%の無意識が心を癒すパーミッションセラピー




はじめの一行

はじめに

はじめまして。七海文重ともうします。この本を手にとってくださりありがとうございます。
私はヒプノセラピー(催眠療法)をベースとした、「幸せになる許可」に特化した「パーミッションセラピー」という独自の手法で、生きづらさの解消とともに望む未来をかなえるお手伝いをしています。

皆さんには「あなたなら大丈夫!」「絶対にできるから頑張って!」と周りの人から言われたにもかかわらず、自分を信じることができず、自信が持てなくてどうしても一歩踏み出せなかった経験はありませんか?

私のすべてを私が許可する“眠りのセラピー”――97%の無意識が心を癒すパーミッションセラピー(七海文重)

本書の始まりは、自己紹介から。
こういったセラピーといった、自信の手技などを売りにしている方の本はやっぱり自己紹介型で始まるのが多いでしょうか。その後、想定読者がもっていそうな悩みをあげて共感を得ると言った流れ。

本書の内容

潜在意識とパーミッション

本書の中心にあるのは、まずは潜在意識を上手く活用できれば、望みは成就するという前提。しかし、願っても願ってもうまくいかない人がいるのはなぜかというと、それは自分が自分に幸せになる許可を出せていないから、という話になります。その許可を出して潜在意識を書き換えるにはどうすればいいのか。それがテーマだと思います。

古今東西、たぶん私が知る限り、比較的一般書として書籍の中で「潜在意識が信じたことは現実になる」「具体的な願いを潜在意識に送り込めば夢はかなう」という話で一つのブームを起こしたのが、ジョセフ・マーフィーだと思います。もちろん、実は伝統的な宗教の経典や、古典などのなかでも似たようなことが触れられている話はありますが、そこそこ近代的な社会の中で一大ブームを巻き起こしたのが、そのマーフィー博士。マーフィー博士は、現実的な努力は不要で、とにかく頭の中にイメージとしてありありと思い浮かべたことは現実になる、ということを解いていました。ただ、マーフィー博士は牧師さんでもあったことから日本人には合わなかったのか、彼の本を読んでもなかなか夢がかなわない人が多数いました。

そういった中、ナポレオン・ヒルの成功哲学が話題となり、最近のアメリカの成功者で、ナポレオン・ヒルの書籍がきっかけで自分はここまでこれた、という人はけっこうな数に上ります。ナポレオン・ヒルはマーフィーとは違い、もちろん潜在意識的なことも大事だけど、行動というところに非常にフォーカスしました。バランスという意味ではすごくよかったのでしょう。けど、それでも成功できない人はいるわけです。で、成功できないかをいろんな人が研究しました。最近では、パム・グラウトさんの『感謝で思考は現実になる』の中でどうしても成功できない人が成功するためには、感謝が大事だと説いています。願いを強くすることで、「今の自分はダメだ」ということを浮き出させていることが成功できない原因で、そもそも今ある事に対して満たされた気持ちでいることが大事だ、というわけです。潜在意識は、今感じてる気持ちを未来に再現する、という考え方を採っているのでしょう。

一応、以前少し『感謝で思考は現実になる』に関する記事を書いたので、再掲しておきます。

「感謝」で思考は現実になる

 

さて、今回の著者七海さんは、成功に至る道のりの中に、何かしらボトルネックがある事に気付いたようです。未来のイメージも大事だし、未来に得たい感情も大事なんだけど、そこに行く前にまずは過去のトラウマ的な自分を責める姿勢を解いていく必要があるのではないか、ということです。

例えば、著者の七海さんは、お子さんの体の具合にについて、気づくのが遅くなったと言います。そのことで自分を強く責めました。子どもにたいしてちゃんとできなかった自分が、幸せになってはいけない的な思い込みがあったのだと言います。つまり、幸せになってはいけないという潜在意識への刷り込みがあるところに、幸せになりたいという正反対の願いをすり込もうとしている状態です。これが、パソコンのように簡単に上書きできればいいのですが、さすがにそのようにはいかないようで、幸せになってはいけないという刷り込みを消していく必要があるようです。

自分に許可を出す

そこで本書後半部では、著者である七海さんが開発したというパーミッションセラピーの手順を紹介しています。基本はアファーメーションなのですが、たぶん本書の最大の利点は音声データ付きということです。媒体は、CDとかではなくQRコードでアクセスする形ですが、双方向性はないものの彼女とのセラピーを疑似体験できるのではないかと思います。あるいは、この音声データでうまくいけばラッキーですし、いい兆しが見えたなら実際に本人のサロンのドアを叩くことも検討してもいいかもしれません。

私の個人的感覚としては、普段向き合わないようにしている痛みこそが、自分への許可を求めている部分なのでそれを発見することが一番難しい気もします。これは、文中にもあるようにメタ認知を意識するなどで見つけていくか、こういったプロトのカウンセリングで見つけていくかといった手順が必要かもしれません。

 

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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