自己啓発

新装版 問題は解決するな




はじめの一行

はじめに

もし今、生きることに違和感を抱いているなら、自分が周囲と調和していないと感じているなら、あなたはこう思っているかもしれません。
自分におこっている問題を解決しなければならない」と。
まず、その錯覚から覚める必要があります。
道は、そこから始まります。
毎日、あらゆる場面で様々な「問題」が、果てしなく起こり続けています。
しかし、それらを解決しようとすることは、無駄なことです。やめていいことです。

新装版 問題は解決するな(Kan.)

まずタイトルからして、え?逆張り?という感じですね。そこにきてこのまえがき。
普通の本だったら、目の前の問題を解決するための様々なノウハウを提供しますよ、とくるのにこの本は解決してはならん、と言います。
もう頭のなかがこんがらがってきますね。

で、この著者はどんな方だろう・・・と呼んでみるとこんな感じです。

クンルン・ネイゴン継承者。
古代より伝わるタオの教えを現代に伝えている。
2006年5月、世界初のクンルンティーチャーとして認定。
2010年にはマックス・クリスチャンセン師父よりタオイスト究極の状態と言われるゴールデン・ドラゴン・ボディの達成を認められ、正式にクンルンネイゴンマスターの称号を受ける。
道家の伝統では、黄龍道人として知られている。
著書に『時空を超えて生きる 潜象界と現象界をつなぐ』(ナチュラルスピリット)がある

で、この前著、私はまだ読んでませんがどうやらこちらはこちらで相当ぶっ飛んでいるみたいです。
いやーー、ちょっと気になります。

本書の内容

第一章 問題は「問題」ではない

第一章の目次はこんな感じです。

問題にエネルギーを注ぐと、燃え上がるだけ
いやなら、逃げる
本当に困るまでは解決ゲームに参加しない
人生の醍醐味は、未知に遭遇したところにある
痛い時は、痛がればいい
波のないサーフィンはおもしろくない
あきらめると、新しいことが始まる
「瞬間完結」で生きていく
事実と思い込みをきっちり分ける
「習ったこと」から「備わっていること」へ
問題に取り組まないことに、真剣に取り組む
人には解決する能力が備わっていない
「なりたい自分」を目指さない
自分の願望を検証してみる
地球は、せつない星だと知る

すごく共感する部分が多々あります。
たとえば、問題にエネルギーを注ぐと燃え上がるという話。これはリアルでもよく感じることがあります。たとえば、何か一つ問題が起こると、ありがちなのは四六時中そのことが頭の中をぐるぐる回るという状態になります。それってつまりは、問題を意識し続けている事であり、言い換えれば問題にエネルギーをじゃぶじゃぶ与えていることになるんじゃないかと思います。

たとえば、右手に力を入れようと思ったら右手を意識します。それと同じように、問題を意識すれば問題に力を宿らせる。それをするとあまりよい状況にはならないといいます。

本書が進めるのは、問題と思えるものも「ただ、見る」ということを進めているように思います。その問題に固執することなく、逃げるとかスルーするとか。人生というジェットコースターの中で起こることをボンヤリ見つめて楽しむ。そんな感じのお話ではないかと思います。

第二章 人は、矛盾した地球に生きる矛盾した存在

本当の「今、ここにいる」とは?
人間には真逆のものが同居している
人は愛を説きながら、「軍事システム」を作動させている
「頭」「ハート」「体」の三つのセンター
昆虫は人間よりも「宇宙に敵う生き方」をしている
三つのセンターのバランスを取る
宇宙で生きることは、既知と未知とのせめぎ合い
隠された情報を持つジャンクDNA
人は、脈を打っているだけで生きている価値がある
鼓動に耳を澄ます
自分の鼓動とひとつになって宇宙と調和していく
記憶や他人に頼るより自分で自分のドアを開ける
共振は、いつでも起こっている
共振は時空を超えて伝承される

ということで、第二章は人間の矛盾についてです。
非常にややこしいのは、スピ系の本でも最近は心理学系の本でもよく強調される「今、ここ」という感覚。本書ではこれは非常に難しいことだとばっさり切っています。なぜかというと、今を意識しようとした時点で、今この瞬間はすでに過去になりつつあるからです。ちょっと前、を今という。このずれが生じてしまうといいます。本書がすすめるのは、今という時間的なタイミングと、個々という物理空間を超えること。別に難しく考えることはなくて、ただ人生そのものを楽しめばいいのだといいます。

そして未来に対してリラックスしている状態。これを目指したいところだといいます。

また本章では、様々な人間の意識と現実の矛盾を紹介しています。こういった矛盾を解消し、自然な流れを作ることが人生のコツなのかもしれません。

第三章 「メイド・イン・地球」の自分で生きる

自分探しなど、時間の無駄
自分の循環が整うと、お金の循環も整う
「自分」「相手」「宇宙」エネルギーの三つの循環
歩くことには、大きな秘密が隠されている
歩くと、本当に立つことができるようになる
自分という神殿
ただ「立つ」とは、「ゼロ」であること
世界はどこまでも自分自身の延長
息を吐ける奇跡、吸える奇跡に気づく
中和の力が問題を解決していく

この章ではいきなり「自分探しなど時間の無駄」とばっさり切っています。思わず反論したくなる人も多いかもしれません。
本書の置いて、今自分が自分と感じている者は、メイド・イン・教育。
ある意味、教育という枠の中に詰め込まれた人間性が現われているのであって、それは自然な状態ではないといいます。宇宙の原理に沿って考えるなら、私たちは外からインプットされた何かでできているわけではないといいます。素直に現実社会での生きにくさを体感すればそれでいいといいます。そして、そこから生じてくる感覚に耳を傾けるといいといいます。

解決したいものを解決しなくていいといわれても・・・

さて、各章のピックアップはこの辺にしておきましょう。詳しくは関心のある方は本書をぜひ手にとっていただきたいと思います。
この本をここまで読んでみたときに、あまりの自分の認識とのギャップにあんぐりと開いた口が塞がらない方も多いのではないでしょうか。今まさに目の前に問題があって、それを何とかしたいともがいている人にとって、「なにもするな」と言われても問題が悪化しそうで恐ろしいじゃないですか。

たとえば、お金がなくて今月中に各種支払いのお金を用意しなければならない。そういったときに、何も対処するなと言われてもなかなかでいるものではありません。しかし恐らく本書は、そういた時にもその問題を見て、感じて、スルーせよというのかもしれません。多くの人が怖くて放置できない問題を、放置したら何が起こるのかを見た人はたぶん少ない。だから勇気のある人は放置してみると、何かが起こる、あるいは何かしらの発見というか気付きがあるのかもしれません。

考えてみれば、今何かを変えたい人は「今まで生きてきたパターンから外れる事」が必須だと思うのですが、そのパターンを覆す提案が本書と言えそうです。私の個人的な不安としては、その結果満ち足りた人生があるとして、それが仙人のような自分だったりすると微妙だなぁと思うのですが、そうはならないものなのでしょうか。はたまた、仙人的な生き方に自分はしっくり馴染むのでしょうか。

そんな事を考えている時点で私は凡人なのかもしれません。
まだまだ修行が足りませんね(;^_^A

 

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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