ノンフィクション

46億年の地球史: 生命の進化、そして未来の地球




はじめの一行

はじめに

最近、地球の様子が少しおかしいのではないか、という声をよく聞きます。確かに、夏になると、”災害級の暑さ”が続き、これまで経験したことのない大雨や大洪水で被害が生じたり、大型台風が繰り返しやってきたりするようになりました。そうかと思えば、夏なのに雪が降ったり、冬なのに真夏日になったりといったニュースが、日本や世界で話題になります。これらは、やはり地球温暖化の影響なのでしょうか。

46億年の地球史: 生命の進化、そして未来の地球(田近 英一) 

こういった科学的な読み物のまえがきって、割と多いのがすごく夢大きお話であることが多い。たぶん著者である先生方も、もとはと言えば科学少年少女だったわけで、宇宙のことで言えば宇宙少年だったのでしょう。そんな思いをずっと胸に、研究を深めていく。本書にもそんなエッセンスがありますが、タイトルにもあるのが「未来の地球」です。本文のなかでもそんなに紙面は沢山は割かれていませんが、とても大事なテーマで、このまえがきはどちらかというと、そんな未来に思いをはせるものになっているように思います。

本書の内容

人間なんてちっぽけなもの・・・?

本書は、地球誕生にさかのぼって、現代までを追っていくノンフィクションです。まだ宇宙のチリのような存在だった地球が形になり、大きくなり、その内側に熱を持つ。さらには、地表を大気が多い、雨が降り、海ができる姿。そんな状況をずっと追っていきます。ちなみに、すべてで250ページほどのボリュームですが、人類がその片鱗を見せるのがだいたい200ページあたり。時系列のなかでは、数十ページを持つほどの歴史を人類はまだ刻んでいませんが、本書ではそれなりに人類についてのリスペクトからか50ページほども誌面をとっています。

地球の歴史を俯瞰していくと、そもそも生命の誕生自体が奇跡であり、それが海を出て陸に出たことも奇跡。さらには、知性を獲得していることも奇跡。なにより、これまで生命は何度も絶滅の危機を経験しています。極端な温度変化だったり、惑星の衝突だったり。その当時はまだ人間はいなかったようなので、なんとなく自分とは違う話だと思いがちなんですが、人間の時代にそれがあってもおかしくないよなーと思ってしまう。当時は人もいず、文字や文明もなかったから、その様子が十分にはわからないわけですが、今の人間の世界の中でこういった絶滅の危機に瀕すると、その時の恐怖は何かに刻まれて未来へ残されるのでしょうか。なんだか、とても大きな宇宙の、とても長い歴史の中のほんの一瞬。これが私たち人間の生きている世界なんだ、と改めて認識されています。

今確かに世界中でいろんな異常気象や、災害が起こるわけですが、これって地球のくしゃみレベルにもなっていないのかもしれないな・・・と思ってしまいます。

地球と人間

ところでそんな地球の歴史の壮大さを知ることができる動画があります。
これを見ながら本書を読むと、結構来ますね(笑)
あー、すごい。

これはちょっと間違った認識かもしれませんが、これだけの地球とか自然とかというなかで、人間の営みって実は自分たちが認識しているほどには大きなことではないような気がします。億年単位の地球の歴史のうちの、たった数十年とか数百年の話です。直感的な感覚なんですが、そんな短期間で、人間ごと気が地球の環境を変えるのだろうか?とさえ思えてしまいます。
二酸化炭素が温暖化の原因で、的話がなされていますが、地球史上、二酸化炭素は最も薄いということのようです。

あ、もちろん本書には、人間の影響なんてちっぽけだとは書いてません。私の勝手な直感イメージですが、言いたいのはとにかく壮大な地球の物語を知ることができる一冊だということです。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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