ドルー・エリック・ホイットマン

現代広告の心理技術101




はじめの一行

あなたをあおる書き出し

本書のタイトルからして、広告を扱う人がターゲットであることは間違いなさそうです。
そんな読者に対して、いきなりこう聞きます。
「良い結果を出したいか?」と。
これが本書の書き出しです。

広告からより良い成果を出したい?

広告のエキスパート、ドルー・エリック・ホイットマンはこういう。
「あなたのライバルが聞いたこともないような、パワフルで効果的で儲かる広告の生み出し方について私がお教えしよう。保証する!」

親愛なる友人の皆さんへ
あなたは、のこぎりで女性を半分に切っているマジシャンを見たことがあるだろうか?70センチの刃を飲み込んでしまう人を見たことは?真っ赤な石炭を敷き詰めた上を裸足で歩くヒンドゥーの聖者は?そのトリックには驚くばかりだ。唖然としてしまう。とてもできそうにないと思えてしまう。だが実は、その裏にある秘密を知れば、たぶんあなたにも同じことはできる。

現代広告の心理技術101(ドルー・エリック・ホイットマン)

本書の内容

恐怖という感情

人がもつ感情の中で、恐怖というのはとりわけ強い衝動を伴います。
恐怖から逃げ切りたいというのは、人にとって非常に強い感情。
いってみれば、本能ですね。
そりゃあそうでしょう。
現代でこそ、命の危機にさらされるシーンは少なくなりましたが、かつて人はずっと死の恐怖と隣り合わせでした。
その恐怖の心を利用する。

それが著者が言う広告の原則の一つ目にあります。

小見出しを見てみると・・・

そんな恐怖をテーマにした部分の目次分を見てみると、なんとなく関心をそそられる言葉が並んでいます。

ネガティブ情報を効果的に使う… … 40
恐怖を植えつけるのではなく、利用する… 43
恐怖を誘発する4段階の処方箋…44
恐怖心が新たなマーケットをつくり上げる… 47
広告を魔法の杖にするには?………… 48

何となく気になる内容に見えてきます。

著者は11歳からカタログ広告の注文を受けていた

実は、この著者の名前を私は知りませんが、本書によると、
著者は11歳のころからカタログ広告の注文を受けていたそうです。

それだけに内容も多岐にわたり、
説得の仕方、行動への促し方、写真の使い方やデザイン、
オファー、色の使い方などなど。
およそ広告に必要な要素は、この101の心理技術に網羅されているのではないでしょうか。

内容に関していえば、すべてが目新しいというものではありませんが、長年の”実験”に裏打ちされたノウハウにはうならされるものがあります。

実際には広告代理店などの職に就いている人もそうですが、小規模の事業者がこの本を一生懸命勉強されているのではないでしょうか。
机において、困ったら開く。
そんな使い方のできる一冊だと思います。

 

現代広告の心理技術101(ドルー・エリック・ホイットマン)

 



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