自己啓発

ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質




はじめの一行

人生で一番大切なことは使命

新型ウイルス騒動以降、皆が生き方について考えるようになりました。どう生きるかは人の本質部分ですが、使命は人の本質その物で飛躍をもたらします。

「使命」という言葉を聞くと、自分の好きなこと、やりたいことだと思う人や、運命や宿命といった堅苦しい重いもの、自己犠牲的なものだと思う人もいらっしゃいますが、どちらも本来の使命の概念とは違います。

使命は人生の目的であり、真の成功、最高の人生の秘訣です。
そして、使命は生まれる前に与えられているので、気づくものです。

ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質(松島修)

本書のまえがきでは、いきなり結論が出てきます。太字部分ですね。
こういった結論を明確にしておき、そこについて深堀するというのは海外のビジネス文書や、論文に慣れ親しんでいる人なのでしょうか。
本書の著者は、投資と使命についてを伝えるセミナーなどを開催されている方のようです。
なんだか不思議な組み合わせに感じるのですが、本人的にはいずれも使命に基づいたものである、という事なのでしょう。

本書の内容

「使命」という大きなテーマ

本書のように「使命」を言う言葉に反応する人というのはどういう人でしょう。恐らくなんですが、自分が生きている意味を探している人なんだと思います。多くの人は、自分が生きて普通に毎日の生活を送っていることに疑問を持っていないのでしょう。こういうものだ、と考えているのかもしれません。しかし、中には一定数「このままでいいんだろうか?」という疑問を持ち続けている人がいます。そしてこれは、昭和の時代なんかと比べて、現在桁違いに増えていると思いますし、コロナ禍においてはますます増えていると思います。

まず、昭和の時代はとにかく「産めよ増やせよ」という世界観があったように思います。とにかく頑張ってとにかく増やす。こういうものを親から、そして社会から植え付けられてきたので、何をするにも上を目指すという事で、ある意味、完結していたのでしょう。しかし、あるときからその雰囲気は少し変わってきたように思います。個人的な見解で言えば、東日本大震災あたりが大きなターニングポイントでしょうか。とにかく増やすことから、増やすことの限界を感じ取っている社会があって、上を向いて走ることに疑問を持つような世の中になってきたわけです。

かつての、人生のロールモデルが崩れ始めたわけです。
以前は大企業で頑張って、人を蹴落としトップに上り詰めることが成功のパターンだったのが、今や「好きなことをして生きていく」的な風潮が優勢になってきました。
それをそのまま体現している(ように見える)YouTuberみたいな仕事の出現はその象徴といえるかもしれません。

しかし、実際のところ、彼らはやはり結構な競争にさらされているし、最近、人気YouTuberが自分たちの活動に疲れた様子が見え隠れします。あれだけ成功して、あれだけ富を築いても、何か満たされないものがあるのかもしれません。それはなぜかというと、本書的に言うと「使命」にしたがった生き方ではない、という事なのかもしれません。

「使命」は社会貢献的だけど社会貢献ではない

本書で私が印象に残った部分はこういう内容です。
「使命とは遊びであり、仕事であり、社会貢献的である。しかし、社会貢献が使命ということはない」
なんとなくですが、使命というとそれはすなわち社会へ貢献すること、と結びつけてしまうことがけっこうあるような気がします。
しかし本書は、使命は社会貢献的ではあるけど、社会貢献ではないといいます。
楽しく没頭していることが、社会貢献的である、という事なのでしょうか。

好きで好きで仕方ないことを一生懸命追及していると、それはビジネスとして富を生み、そしてそれは結果として社会に何かを還元しているという事なのでしょう。
例えば物書きであれば、自分が好きなことを書き、それが売れ、そしてその本の内容で多くの人が救われるとか、意志を持つとか、そういった連鎖が起こることを言っているのかもしれません。

あきらめの悪い人

さて、本書を手に取る人はきっとあきらめの悪い人なのでしょう。世の中の常識の中に身を置くことで洗脳されない人たち。そんな人たちが、自分の道を見つける過程でであう「使命」。
その使命は何たるかを説明したのがこの本です。
なかには自分の使命を探るヒント(性格分析など)もありますが、そこに関する記述は少し限定的なので、本書をもとに自分の使命を見つけようというと無理があるかもしれませんが、すでに自分の使命をぼんやりとでも気づいている人が、これは使命なのかどうなのか、という事の答え合わせをするには最適の書といえるかもしれません。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

 

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