さとうみつろう

0Lei 下




はじめの一行

第13章 何も保有していない人は、全てが自分のもの

3人が初めて出会わされたミーティングの帰り道、俺は少し怒りながら歩いていた。正確に言うと「怒っていること」をアピールしながら歩いていた。
誰に?
正体を明かさないから、そいつが「誰」なのかもわからない。

有楽町駅前の家電量販店からは、冬のボーナスに狙いを定めた店員がスピーカーで歩行者を乱射していた。

『0Lei 下』(さとうみつろう)

まあ下巻ですので、上巻の続きです。
ちなみに上巻の始まりはこちらにご紹介しています。

0Rei 上

本書の内容

概念的なお話、心理学的なお話し

さて、上巻はReiだったのに、下巻になってLeiになりました。
はじめ、「あれ?」と思いつつもスルーしてたんですが、こうやってブログにまとめることでなんとなく気が付きました。
その種明かしになるのかならないのか、下巻では右回りと左回りの話があります。
右回りすると、ネジは締まる。
左回りすると、ネジは緩む。
これはネジだけということではなく、いろんなシーンにおいて右回りは締まり、左回りが緩むという法則めいたものがあるようです。

そういえば別の本ですが、神社絡みの本で神社内を右回りでまわるとどうで、左回りだとどうだということが書いてあったような気がします。
うろおぼえですが、右だと力が集中し、左だと拡散する。
何かに集中したいときは右回りで、何か持っているものを広げたいときは左回りなんだとか。
うろ覚えなので間違えてたらごめんなさい。

確か、八木龍平先生 のいずれかの本だったかと思うので、気になる方は是非どうぞ。

ペルソナ

また本書では、人がかぶるペルソナの話が出てきます。
仮面ってやつですね。
私なりに説明すると、たとえば小さいころ、親に「しっかりしなさい」と育てられると、親に認められたくてしっかり者の仮面をかぶるようになります。
また、「早くしなさい」といわれ続けると、やっぱり「てきぱきとやる」人という仮面をかぶるようになります。
そうやっていろんな仮面をかぶっている結果、自分でもどれが本当の自分かわからなくなります。
人間って、多くの場合がそんな状態だよね、と。

私なんてまさにそうで、外向きの顔はいい人ぶるんですが、中身はすべてそうだとは言えない。
そのアンマッチがだんだんと苦しくなってくるわけです。
だんだんと苦しくなった結果、社会の中でうまく自分自身をアジャストできなくなっていくのですが、そうなってはじめて感じるのは「本当の自分ってどれだろう?」という話。

40歳くらいまで思い込んでいた自分のイメージが、実際の自分の中身とまったく違うことに気付いて愕然としたりもしました。
本書を読むことで、そんな気付きを得るきっかけを持てる人がいればいいな、となんとなく感じます。

 

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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