マンガ

私が見た未来 完全版

はじめの一行

「完全版」刊行にあたって

「1999年7月に人類滅亡の時が訪れる」と予言し、日本中に一大ブームを巻き起こしたノストラダムスの週末予言が何事もなく過ぎ去ろうとしていたころ、そのマンガ本は出版されました。
タイトルは『私が見た未来』。作者の名は、たつき諒。
表紙に『大災害は2011年3月』という予言を描いたこの作者は、この作品を最後に、ひっそりと漫画家を引退しました。

しかし、出版から12年後の2011年3月11日に東日本大震災が発生したことから、一躍注目を集めることになるのです。

私が見た未来 完全版(たつき諒)

この本が実質的な序文となる本書。
基本的に本書を手に取る人というのは、「予言」が理由に他なりません。
その背景をお話ししているという事になろうかと思います。

出版から時間がそこそこ立っている状態でこのページにアクセスされた方のために少し設営させていただきます。
本書がはじめに発行されたのは1990年代の半ばだったようで、あまり話題にもならなかったようです。ただここに書かれていた2011年3月という日付に対する警告が東日本大震災と合致するという事で大きな話題になりました。その後紆余曲折あった末、本書が著者の解説(見解?)を含めた形で完全版として刊行されました。

本書の内容

著者による説明

じつは本書が大きく話題になり、そこで「たつき諒」さん本人を名乗る人が現れ、事態は大きくこねくり回されます。
実はその人は偽物で、いろんなところでインタビューを受けたり、ネット上でいろんな情報を拡散したようですが、そのことを頭の著者はまったく知らないまま再販が決定されたようです。
しかしあるタイミングで、その偽物がバレて話はリセットされる。
本の再販が当初2021年7月となっていたのが急遽10月に伸びたのはその影響があったのかもしれません。

内容は前半と後半にわかれています。
前半は、予言に関わるコミックエッセイ的なもの。
もともとたつき諒さんは、ご自分の見る夢に強い関心を持っておられて、毎日夢日記をつけていたのだそうです。
その夢の内容は、まったく何の脈絡のないものもあれば、予言めいたものもある。
たとえば、フレディー・マーキュリーの死に関しては、何年かの感覚をあけた同じ日付の日に似たような夢を見たと言います。
そんな風に、何かしら気になる夢は何度か繰り返し見ることがあるようで、その一つが311の夢だったようです。

実はそのほかにも富士山噴火の夢を何度か見ていると言います。
ただこれは、ご本人の見解によると、物理的な富士山の噴火というより、それぐらいの心理的インパクトのある出来事というメタファーだったと捉えているようです。
そういう意味では、コロナの蔓延が案外リンクしているかもしれないとのこと。

とはいえ、たつき諒さんご本人は、むしろこう言った予言だなんだという事で注目されることはあまり本意ではないらしく、自身はすでに漫画家を辞めて普通の職業につかれているようです。
また、このような能力は誰でもあって、毎朝夢日記をつければそんなことが普通に観察できるというようなことを言っているようにも思いました。

後半は当時のマンガ作品

本書の中盤までで大体の今回の予言騒動に関するお話は終わり。
あとは、たつき諒さんの作品の短編集のような形で、いくつかのちょっとホラーチックな物語が収録されています。
これはこれで普通に楽しめる内容なので、よろしければどうぞ、という感じです。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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本書に関して、ナオキマンさんが動画をまとめておられます。
よかったらどうぞ。

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