ノンフィクション

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ




はじめの一行

ストレッチはパフォーマンスを下げる?

本書は、ありがちな常識を疑う、というところから始まります。
一般的には、スポーツ中のけがを防止したり、パフォーマンスアップのためにストレッチをするというのが常識だと思います。
その常識をいきなり覆す発言。
これは、普通の努力で身体の機能を保とうというのが嫌な人にとって、けっこうな引力を持っているんじゃないかと思います。

「いっち、に、さん、しっ」
スポーツをする前に、こんな準備運動をしていませんか?
じつは運動前のストレッチはパフォーマンスをあげません。むしろ下げてしまうというデータもあります。
「柔軟体操なしで怪我しないの?」
はい、しません。アメリカ人やその他の人種は、運動前にその場で足踏みをしたり、軽くジャンプをします。そちらの方が体が活発に動くからです。

わたしはニューヨークで筋肉骨格系の専門医(スポーツカイロプラクター)をしています。クライアントはウォール街のビジネスパーソンからハリウッドスター、五輪メダリストなどさまざまです。運動不足で不調を訴える人もいれば、テニスやランニングなどのやりすぎで痛みや怪我を抱えている人もいます。

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ(仲野広倫)

本書の内容

日本とは違うカイロプラクターの立場

著者は、米国のカイロプラクターの立場が随分違うことを強調します。
どちらかといえば、日本のカイロプラクターは経験と勘に裏打ちされた技術のようなイメージがあります。
しかし、米国では画像診断などを通じた、医師と同等の資格のようです。
というか、医師の資格の一つとして、スポーツカイロプラクターというのがあるようです。

著者は、とにかくデータを重視します。
そのデータをもとにした治療・施術を行う。
こういったご自身のスタンスを明確に表現されています。

目的を明確に

本書で繰り返し言われているのは、無駄なジョギングやストレッチはいらない、と。
そもそも疲れない体を手にするのなら、そんなものは不要だといいます。
まずは、疲れない体を作ったうえで、必要ならそれをやればいい。

不自然なトレーニングをするより、趣味として楽しめるスポーツをいくつかの種類たしなむのがいい、と主張します。

本書の中心テーマとなる、疲れないからだについては、原則として一般化したトレーニングをあれこれ紹介しているわけではないのですが、
シンプルなエクササイズをいくつか紹介しています。

基本的にその人の体の状態に合わせたトレーニングが必要である、という著者の主張を貫いた結果でしょう。
そういう意味では、いろんなトレーニングを知りたい、という読者には少し物足りないかもしれません。

そういった前提で、著者の考え方を知りたい方はご一読いただければなるほど、とうなる部分も多々あります。
参考にしてみてください。

本書のご購入はこちら。

 



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