ビジネス書

人を動かす「仕掛け」 あなたはもうシカケにかかっている




はじめの一行

子供向けの学習漫画?

本書は、表紙の体裁とは裏腹に、子供でも読めるような漫画仕立てです。
しかも、ふり仮名が丁寧に振られているので、子供から大人まで読める本になっています。
一般的には、大人向けのマンガビジネス書の場合、マンガが6割くらいと4割くらいの解説文があったりします。
しかし、本書はほぼ9割はマンガです。

そのマンガの出だしのシーンをここに再現してみましょう。
鉤カッコ内がマンガの吹出。
青い文字は私のが付記した情景描写です。

著者「ボクの名前は松村真宏 大学で『仕掛学』を教えています。『仕掛け』とは何かって?それはー」

道のわきにある小さなトンネルを著者が発見する。

著者「ん?」「そう!たとえばこういうのが『仕掛け』です!」「こんな穴があったら思わずくぐりたくなるでしょ?」「思わずやってみたくなる!試してみたくなる!これが『仕掛け』!」「ボクは『仕掛け』には引っかからずにいられない性分なのです」

著者はトンネルをくぐった先に出てくる。

著者「あれ?誰もいない・・・?」

部屋にある眼鏡を見つける。そのメガネの前には「かけてはいけません」という張り紙がある。

著者「ん?なんだこれ?」「そうか!これも『仕掛け』だ!」

眼鏡をかけたくウズウズする著者。

著者「『かけるな』と言われたら当然ーかけたくなるでしょ?」

眼鏡をかけると見える虫Aと虫B。

虫A「わあ そうやって使うんだ」
虫B「あーん 私もかける!」
著者「うわーっ!?なんだ!? この眼鏡をかけたら変な虫が見えるぞ」「君たちは何者?どこから来たの?」

人を動かす「仕掛け」 あなたはもうシカケにかかっている(松村真宏)

物語はこの後も進み、虫とのやり取りの中で「仕掛けとは何か?」という定義がなされていきます。
世の中では仕掛けと、それに似たものが存在しますが、その区別をはじめにきっちりとつけておく。
言ってみれば、論文的な構成をイメージしているのかもしれません。

本書の内容

「強制」では上手くいかないことも

ビジネス上で考えたとき、多くの仕組みというのは
「やらざるを得ない状況を作る」
というものが主流だと思います。

これ、要は強制ですね。
むしろ、こういった仕組みで強制するのはまだましで、マネージャーがしかめっ面で物事を強制するシーンの方がまだまだ多いと思います。

そうなると何が起こるかというと、メンタルヘルスの問題が出てきます。
そりゃそうです。
いにそぐわない事を、無理やりやらせる。
厳しい言い方をすれば、奴隷契約のようなものです。

やりたくなる仕掛け

この仕掛学というのは、どうやら「進んでやりたくなる」状態を作る事のようです。
よく知られているものは、男子トイレの小便器に書かれたマト。
まとがかかれていると、ついついそこに当てたくなる。
だから、小便を横に漏らすことが減る。
そんな仕掛けが、街中にあふれています。

ゴミを捨てたくなるゴミ箱だったりいうのが時折報道されたりもしています。
ついついやりたくなる。
これって、例えばマーケティングであったり、マネジメントにおいては結構大事な考え方じゃないかな、と思います。

今までどちらかといえば、恐怖をあおって、この商品つかわなければ大変!なんて書いてたセールスレターもほんの少し印象の違うものを考えるきっかけになるかもしれませんね。

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