ビジネス書

一生使える 見やすい資料のデザイン入門




はじめの一行

カッコいい資料を作るコツ

私たちは、思い起こせば資料作成のコツを教えてもらったことがありません。
社会ではこれだけ、資料を作る機会が多いのに・・・
そんな現状を鑑みて、この本が書かれた。
そんなまえがきから始まります。

資料のデザインは「学べば誰でも改善できる」

私が初めて資料を作成したのは中学校の情報の授業でした。高校・大学・大学院と情報系専攻で進んできましたが、まともに資料作成を教えてもらった経験は一切なく、PowerPointの操作方法ぐらいです。私も最初は「見やすい資料の10箇条」にほぼ該当しませんでした。
昨今、学業からビジネスまで対面での伝達手段の多くは、PowerPointを使った資料と口頭説明です。作成するには、文字、図、票などのパーツをうまく組み合わせる能力(以下、資料作成スキルと呼ぶ)が求められますが、現状、学校教育でも「資料作成」にあたるような教科書はありません。アプリケーションの技術ばかりが先行して、私たちが使いこなすための学びが追いついていないというのが現状です。
資料のデザインは「美術」ではないので、個人のセンスとは無関係に、見栄えをよくするためのポイントが豊富にあります。最近は、「資料作成」関係の本が多く出版されるように、「学べば誰でも改善できる」のが資料作成スキルです。しかし、これらの書籍は熟読しなければ、実践しにくいものもあります。

一生使える 見やすい資料のデザイン入門(森重 湧太)

本書の内容

資料の質でプレゼンの格が変わる

これは私見ですが、プレゼンやセールスをするとき、何の工夫もない文字ばかりの資料と、図表を駆使したすっきりまとまった資料、どちらが評価を得られるかといえば、おそらく後者。
実は、資料がそこそこきちんとできているだけで、プレゼンの格が一つ上がるんじゃないかと思っています。
やりすぎはどうかと思いますが、ある程度しっかりした資料というのは必要不可欠。
しかし、これ、「センス」と割り切られていて、結構もったいないケースが多いような気がしています。
たとえば、セミナーやプレゼンで表示される資料。
だらだらと、文章が画面いっぱいに描かれて、プレゼンテーターはそれを読むだけ。
これでは、眠気をもようします。
だったら、読めばいいじゃん、と思うのです。

とはいっても・・・

そうはいっても、できないものはできない。
だって、センスが必要だもん。
まあそんな声が聞こえそうですね。
もちろんセンスはあると思います。

ただ、本書には、そういった資料をかんきつにまとめる技術が満載されています。
図表や、箇条書きの使い方。
配色のコツ。
資料のバランスのコツ。
そのた、たくさんのすぐに使えるTIPSが満載です。

実は、私もこれは常にKindleにはいっていて、資料作りで困ったときはパラパラとこの本を見てみます。
ああ、このページ、もっさいなーと思ったときに、どうすればセンス良く、分かりやすくできるかを考える辞書替わりです。

本書においては、過剰な演出はおすすめしていません。
基本的に、伝わりやすい方法論。
そこに内容は集約されています。
実際の作成例を使いながら解説されているので、さらっと見ることができます。

私自身よく活用するおすすめ書籍の一つです。

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