アルフレッド・アドラー

人生の意味(人生の意味の心理学): 人生を生きる勇気




はじめの一行

思わせぶり

いやいや、なんとも思わせぶりなまえがきです。
なんだかすごい話が始まるぞ、と。

「私たち人間は、諸々の意味の領域に生きている」

20世紀のもっともと重要なパーソナリティ理論家の一人・アルフレッド・アドラー。
本書は、精神科医師・心理学者であったアドラーが説いた「人生の意味」を本人の著書から紹介する。

すべての人間の活動の背後には、一つの根本的な、そしてダイナミックな力がある。
それは、マイナスと感じられた状況からプラスの状況へ、劣等感から優越・完全・全体性へ向かう努力である。
その努力は、その独特な方向を、各個人に固有な目標あるいは自己理想から受け取る。
すべての心理的過程は、この目標の見地からして一貫した体系を形成する。それは、最初からフィナーレを想定しながら構成されるドラマのようなものである。この一貫したパーソナリティの構造を、アドラーは「人生のスタイル(style of life)[ライフスタイル]と呼ぶーー。

アドラーは、人間の努力の本質と未来の目標の本質と示すーー。

アドラーの着想は実践的なものであり、人間性というものについて楽天的な態度を示した。よりうまくいくライフスタイルを築き上げるために、自分のやり方を変える力をだれもが持っている、とアドラーは確信していた。

読者は、本書によって、人生の真の意味、そして無限の可能性と想像を超えた未来を見ることができるーー。

人生の意味(人生の意味の心理学): 人生を生きる勇気(アルフレッド・アドラー)

本書の内容

「嫌われる勇気」にある違和感

アドラーといえば、日本でその名を一躍有名にしたのが、岸見一郎氏によるベストセラー「嫌われる勇気」。
周囲に嫌われることを恐れで自分を表現できないより、本当の自分を解放しよう。
そんな論調で書かれた本書は、時代にもあっていたのでしょう。
爆発的な大ヒットとなり、ドラマ化までされたという社会現象になりました。

しかし、心理学に詳しい友人と話していると、こんな話が出てきます。
アドラーが都合よく理解されている、と。
でいろいろとネットで見ていると、こんな記事がありました。

あなたは『嫌われる勇気』を誤解している

まさに岸見一郎氏のインタビューです。

わがままであれ、ということではない

嫌われる勇気は、自分の主張を押し通すわがままなふるまいを行え、というものではない。
とはいえ、実は本書はけっこう読みにくい。
難しい表現が多いわけではないのですが、なんとなく話がまとまらない。
実は短い本書の中において、たくさんの主張が込められている。
そんなことで、要約するもの難しいのですが、ざっくりというと現実は現実としてあって、それをどう解釈するかで人生は変わる。
誰しも間違っているし、ある意味正しいし。

アドラーの話においては、結構壮大なものが奥に潜んでいるように思います。
まあ良く言うワンネスとかそういう次元の話ですね。
直接的には語られないけど、裏にそう言う思想があるようなないような・・・。

と、非常にぼんやりした感想なんですが、早い話が結構難しい(笑)
ゆっくり、じっくりかみしめながら読む必要がありそうです。

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