ビジネス書

数字は人格――できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか




はじめの一行

定石に則った書き出し?

本書のプロローグは衝撃的です。
実際にあった”事件”が本書の内容を如実に語っています。
一文は短く読みやすく、タイトルである数字が人格という事の本質がよくわかる書き出しだと感じました。

プロローグ|数字が人格、お金が愛

出張中のナンバー2が中国で緊急入院!
1500万円で飛行機をチャーター

海外出張中のナンバー2の営業部長が、病気で倒れて緊急入院。難病で、現地では治療が不可能。しかも容態が悪く、普通に飛行機で帰国するのは無理---。
社員がこのようなピンチに陥ったら、みなさんはどうしますか?
思い切った決断をしたのが、株式会社モリチュウ(埼玉県、製造業)の森雄児社長です。
中国・大連に出張中の営業部長が突然倒れて入院。進行性の病気で大連の病院では治せず、家族は一瞬、悪い想像が頭をよぎった。
「日本で治してやりたい」
「ココで死なせてなるものか」
そう思った社長は、飛行機のチャーターを考えた。調べると、チャーター額は1200万円。入院して治す費用300万円と合わせて計1500万円の支出です。
モリチュウは社員数28人の小さな会社。1500万円出すと、その期の利益は吹っ飛びます。しかし、森社長はひるまなかった。ポンとお金を払って営業部長を帰国させた。
営業部長は、日本で高度な治療を受けたことで快復。いまでは元気に職場復帰を果たしています。

数字は人格(小山昇)

本書の内容

出せばヒット

小山昇さんと言えば、ビジネス界では超有名人ですね。
自身が経営する会社は、二度にわたって経営品質賞を受賞。
ビジネス書も出すたび大ヒット。
分かりやすく、実践しやすい内容が受けているのかもしれません。

たしか、ほかの本に書いてあったと思いますが、小山昇さんには5人のゴーストライターがいらっしゃるとか。
語ったことを書き留め、本として作り上げる人をそばに従え、次々と新刊を出されています。
ジャンルは多岐にわたり、今回の本は主に会計に関する内容。
会計というとアレルギーを起こしがちですが、中身は非常に理解しやすく実践しやすい。

なにしろ、社長は「ココだけ見ればいい」という一つの指標だけを示している。
さらにその理由が明確にされ、事例によって裏付けされている。
そりゃあ、売れるわけです。

たぶん天才?

これ、私の個人的な感想ですが、小山昇さんって天才です。
技術とか、知識とか、さまざまなものを蓄積されていると思うのですが、それを現実的な形で体現する天才です。
誰でもできる形に落とし込んでいるから、再現性がある。
そういう意味では、どの本を読んでも参考になる部分は少なからずあるはずです。
本書もまた、なるほどなぁ、と思える内容満載でした。

経営に携わる方なら、一度手にとってみられるといいのではないでしょうか。

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