小説

小説君の名は。




はじめの一行

疑問が沸き上がる一文

アニメ作品なのに、子供や一部のマニアだけでなく記録的なヒット。
アニメの中での象徴的シーンのモデルとなった場所は、聖地化されるほどの影響力。
多分、このタイトルを知らない日本人はかなりの少数派。
そのアニメ映画の名は、「君の名は。」

古い世代の人だと、古いあの歌を思い出しそうなタイトル。

ま、余計な話は置いておいて、本書の話をしましょう。
この小説はこんな一説から始まります。

懐かしい声と匂い、愛おしい光と温度。

小説君の名は。(新海誠)

映画的オープニング

このシーンは、主人公が目を覚ますシーンから始まります。
まどろみの中、夢の中にあった心の焦点が合わないぼんやりした夢の記憶をあらわしています。
数行読み続けると、ハッと現実に引き戻され、なぜか涙を流しているというシーンにつながっています。

著者のプロフィールには、映画監督という肩書があります。
映画にありそうな、ワンシーン。
どこか、日常とは違う何かを感じさせ、その夢が重要な何かにつながっている事を予感させます。
その”何か”を知りたくて、ページをめくる手は早まります。

本書の内容

大舞台で繰り広げられるラブストーリー

小説だけに、さすがにネタバレはまずいですね。
という事で、ざっくりした枠組みをお話しすると、ラブストーリーです。
その舞台は、ちょっと日常の風景とは異なるのですが…という感じ。

作中は、会いたいのに会えないすれ違い。
読者はそんな状況にやきもきさせられます。
ありがちなラブストーリーの定番の設定なのですが、
会えない理由が普通ではない。

何が普通ではないかは、読んだ方だけの特権。

なぜあれほどのヒットをしたのか?

国民的ヒット作品というのは、どうやら世相を反映している事が多いようです。
この物語もまた、あれほどのヒットをしたのはそれなりの理由があるのでしょう。
ジブリ作品でもなければ、トム・クルーズ作品でもありません。
ありがちなアニメ作品の一つ、として終わるパターンもないとは言えなかったわけです。

内容としては、かつて使われたことのあるモチーフが組み合わされている感じです。
だから、すべてが斬新という訳でもないように思います。

これは私の個人的な感想ですが、今の世の中、目に見えないものでも存在している、
という事を多くの人が心の奥底で実感しているんじゃないかな、と感じました。
なんだかオカルトチックな表現になってしまいましたが・・・笑

もうすぐDVD・ブルーレイが発売されます。
娘の要請を受けて、随分前に予約済みです。
私は映画を見ていないので、ブルーレイで見てみたいと思います。


本書の購入はこちら。




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