ビジネス書

鬼速PDCA




はじめの一行

変哲もない書き出し?

この本の書き出しは、普通の書き出しです。

本書のタイトルである「鬼速PDCA」とは、私が前職の野村證券時代から好んで使っている造語で、私が代表と務める株式会社ZUUにおいて企業文化として浸透している仕事の進め方のモデルである。

鬼速PDCA(冨田和成)

ビジネス書としては、けっこう売れた本だと思うのです。
ただ、この本は一行目に売れた理由があるというより、やはりタイトルなんじゃないかな、と思いました。

それなりにリテラシーの高い人ならだれもが知るPDCA。
しかもなぜか、最近そのニーズがたかまってきてますね。

で、誰もが知るPDCAと、鬼速というなんかギャル言葉っぽい(?)言葉のミックス。
なんじゃそりゃ?という事で表紙をめくると、その紹介が出ている。
そんな構造なのかな、と思いました。

「まえがき」はほぼ要約

2行目意向を読み進めると、前書きの内容はほぼ本書の内容の要約です。
勝手な想像ですが、すべて内容を書き上げたのち、あとで前書きを書いたんじゃないかな、と思います。

まえがきでは、ざっくりした「鬼速PDCA」の内容がわかり、
具体的な実行ステップは本文で、という事になる感じだと思います。

本書の内容

PDCAは遅すぎる

前述の通り、ビジネスパースンならPDCAという言葉は大抵知っていると思います。
Plan(計画)
Do(実行)
Check(検証)
Action(調整)
のステップの頭文字。

この4つのステップを回し続ける事で、改善を続けていくというもの。
古典的なフレームワークであり、特にイノベーションを起こそうという中では、あまり役に立たないという説もある。

しかし、本書の著者はベンチャー企業の社長です。
そこでも文化として浸透しているほど使い倒しているのがPDCAだといいます。
その真髄を解説しているわけですが、大きなヒント一つはそのサイクルがとてつもなく早い、という事。

たとえば、一般的な企業では週1回で行うようなミーティングを3日単位で行っているといいます。
しかも内容は具体的。
ここが一つのポイントでもあるようです。

実行レベル以外の効果も!?

この本を読んでいて感じたのは、PDCAを速く回すことで実行速度は早まるでしょう。
それ以上に、即座に自分のやった事へのフィードバックが得られる、というのはモチベーションのマネジメントにも有効な気がします。
そういう意味では、一度採用してみる価値はありそうですね。

とはいえ、私は会議嫌いでほとんど会議らしい会議を避けてきました。
この7週間ほどで、やっと週一の全体ミーティングをやり始めたところです。
3日単位というのは、ちいさな単位での立ち話的ミーティングではありますが、徐々に社内に定着させていきたいなと思います。

そのためには、会議のパターンの簡略化も必要なのかもしれません。


この本のご購入はこちら。

 


ピックアップ記事

  1. はじめに
  2. ある犬のおはなし
  3. 脳は「ものの見方」で進化する
  4. 残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する
  5. 成長マインドセット

関連記事

  1. ビジネス書

    ~保険営業で成長するための~ 無知の知のススメ

    はじめの一行はじめにこの書籍は、二〇〇七年から…

  2. ビジネス書

    戦略読書日記<本質を抉りだす思考のセンス>

    はじめの一行まえがき「読書の戦略」とか「戦略的…

  3. ビジネス書

    お金2.0 新しい経済のルールと生き方

    はじめの一行経済そのものが変わる?落ち着いた書…

  4. ビジネス書

    続 会社の寿命

    はじめの一行はしがき『日経ビジネス』が特集記事…

  5. ビジネス書

    今すぐ本を出しなさい ビジネスを成長させる出版入門

    はじめの一行はじめに私が「借金3億円」から「売…

  6. ビジネス書

    “社風”の正体

    はじめの一行はじめに今、日本の企業文化が問われ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。







  1. ニック・トーマン

    おもてなし幻想 デジタル時代の顧客満足と収益の関係
  2. ノンフィクション

    成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集
  3. 八木龍平

    成功している人は、なぜ神社に行くのか?
  4. ノンフィクション

    子どもの脳を傷つける親たち
  5. ビジネス書

    潜在能力でビジネスが加速する――才能を自然に引き出す4ステップ・モデル
PAGE TOP