ビジネス書

これからの世界をつくる仲間たちへ




はじめの一行

プロローグ「魔法をかける人」になるか、「魔法をかけられる人」になるか

テクノロジーによって再生産される格差、超人類、そして貧困

21世紀が来て17年、今世紀の既に6分の1を消費したいま、僕はやっと「ほんとうの21世紀」がやってきたような気がしています。ここで「ほんとうの21世紀」という言葉を使った意味は、前世紀の人類を支配していたパラダイム、映像によってはぐくまれてきた共通の幻想を基軸とした思想の統治がようやく抜け落ちてきた、または変化してきたなという実感があるからです。

これからの世界をつくる仲間たちへ(落合陽一)

なんだか表現に、すごく気を使っている印象を受けます。
今世紀の6分の1を消費した。
こういう表現って、なかなかかけるものではないな、と思います。
魔法をかける人、かけられる人というのは前著「魔法の世紀」からきているのでしょうが、私はそちらは未読です。
言葉の使い方、上手い人だな、と思います。

本書の内容

基本的な背景は同じ

本書を読んで感じたことは、示される世界感は、私がこれまで読んだ「日本再興戦略」や、ホリエモンとの共著と基本、変りがないと思います。
まあそりゃあ当たり前ですね。
著者の持つ未来というか、これからの社会観は早々変わることはありません。
つまり、ざっくりした社会的バックグラウンドを表現している部分においては、他の本とあまり変わりません。
そこで、深堀するテーマが他の書籍とは少し違う。
それは、来るべき社会の中で、個人がどうふるまうかにスポットを当てたのが本書だと思います。

もっとも惹かれた言葉

本書の中で私が最も気になった言葉を一つ上げるとすれば、「思考体力」という言葉。
残念ながら、今、多くの人は「考える」ということをあまりしていないように思います。
ただただ、世間の風評に流され、自分に課せられたものが誤りであるとは考えることもなく、その流れに従う。
まあ、顕著なのは、テレビや新聞の報道をうのみにすること。
健康に関する情報、ダイエットに関する情報を、流行ったからとうのみにする。
消費されていく「ブーム」の中で踊らされている印象はけっこう受けます。

それはすなわち、みんないいというから、俺も、的な思考停止のパターン。
もうね、洗脳に近い世界観があるわけです。
その呪縛を解き放ち、自分の頭で考えようよ、ということで思考体力というのが重要になってくるわけです。
しかし残念ながら、自分で考えていないことに気づいていない人は意外と多い。
他人に従っているのに、自分で考えたつもりになってしまっているんですね。

勉強か研究か

そんな中、本書では「勉強」と「研究」について述べている個所がありました。
これは確かに、と深く頷くものがあります。
これからの時代では、ある分野に関する研究が生きることはある。
しかし、勉強が役立つかどうかは・・・

ということで、21世紀も中盤に向ける中、これからの人が生きていく道筋のヒントが満載。
中高年に関して言えば、変化をしようと心に決めた人なら、響くものがあるのではないでしょうか。

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