クリスティーナ・ウォドキー

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法




はじめの一行

まえがき パフォーマンスは結果で測る。

ヒューレット・パッカード(HP)の黄金期に同社のエンジニアとしてキャリアをスタートできたのは、私にとって極めて幸運だった。HP社が、「業界で最も長きにわたり、イノベーションを起こし、実行力を発揮しつづけている例」として、その名をとどろかせていた時代だ。そこで私は、当時HP社が社内で実施していたエンジニア管理の研修プログラム「HP Way」の一環として、MBO(Management by Objectives 目標による管理)という手法を教わった。
MBOのコンセプトはシンプルで、2つの基本原則に基づいている。ひとつめは、ジョージ・パットン将軍の名言を借りると簡潔きる。
「伝えるべきは、”どうやるか”ではない。”何を求めているか”だ。そうすれば、思いがけない成果を得られるだろう」

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法(クリスティーナ・ウォドキー)

本書の始まりは、本書のタイトルとなるOKRの概略と自身の立場の紹介。つまり割と地味な始まりです。とはいえ、中身の概要をざっくり説明することで期待感は高められる。そんな感じのまえがきじゃないでしょうか。

本書の内容

胃が痛くなるような起業家の話

本書の前半戦は、ある起業家の物語から始まります。
夢に生きる男性と、実務に翻弄される女性。
このチームが紅茶にかんするベンチャー企業を立ち上げました。

お互い、いいものを提供しよう、という思いは同じ。
しかし、実際には資金繰りに奔走する女性と製品品質にこだわりを持ち、そこには一歩もゆずらない男性。
この二人の衝突がだんだんと色濃くなっています。
どちらも言っていることは正しいのだけど、現実の問題にも対処していかなければなりません。
品質にこだわり、起業当時の想いを持ち続けることは大事だけど、それを曲げてでもビジネスを前に進めることをしなければもうチャンスはなくなってしまう。
なにしろ、会社が倒産してしまえばそこで終わり。

そんな中、投資家に相談をもちかけたところ、ある人を紹介される。
そこから一気に社内の雰囲気を含め、すべてのことが違う形に動き始めた。

OKR

そこで提示されたのが、OKRのやり方。
けっかにコミットするスタイルなわけですが、そこには社内の精神的な健康度も含め指標化していく。
こういうと難しそうに見えますが、内容はいたってシンプル。
組織の全員がどこを見るべきかを明確にし、それをもとに何をやるかをブレイクダウンしていく。
具体的に言うと、目指すべきけっかにたいし、3つほどの行動指針的なものを標榜する。
この過程は、当然関係者のミーティングで決められ、自主性が重視される。
行動目標は、無理すればできる可能性はあるけど、それなりにハードルは高いもの。
要は実現可能性は半分くらいのところに置く。

これらを毎週のミーティングで成果を分かち合い、お互いの努力をたたえあう。
そうすることで、ネガティブで苦しい目標管理から、前向きでハッピーな目標管理に代わっていく。

まあ、そんな夢みたいな話・・・
と思いそうですが、読んでいくと、なんとなくうまくいきそうな感じはします。
大企業でも、零細企業でも採用できるシンプルさ。
「ちょっとやってみるか」というところから始めてみると、案がい結果が出るのかもしれません。
私も試してみようと思いました。

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