ジェームズ・W・ペネベイカー

こころのライティング―書いていやす回復ワークブック




はじめの一行

はじめに

現在トラウマやなんらかのこころの動揺を抱えている人にとって、この本を開くことは、勇気ある第一歩を踏み出すことになります。生活がうまくいくように、その出来事に対処しようとしている人もいます。あるいは、そのトラウマについて考えることを完全に避けて、すべてがうまくいっているように振る舞っている人もいます。親友の中には、そうしてほしいと思う人もいるでしょう。しかし現実には、人生のあらゆる局面に関係する可能性のある、きわめて深刻な心の動揺を無視することはできません。
このワークブックは、トラウマやなんらかの心の動揺を抱えている人のために書かれました。その出来事は遠い過去に起きたことかもしれませんし、現在まさに起きていることかもしれません。それが何であれ、おそらく自分自身が考えすぎたり、悩みすぎたり、さらには夢想しすぎたりしていることに気づいているでしょう。この本で述べているこころのライティング(記述)の方法は、葛藤、ストレス、あるいは苦悩を克服するのに役立つと私は考えています。

こころのライティング-書いていやす回復ワークブック(ジェームズ・W・ペネベイカー)

割と素気のない文章です。とはいえ、はじめの一行はこの本の効用を端的に示しています。
ここに何かしら感じるものがある人は、きっと手に取るんでしょうね。

本書の内容

書くということは癒しになるのか?

私がもともとこの本を知ったのは、以前ご紹介したこの本によってです。

この本の中で、ほんの1~2ページを割いてこの本の内容が説明されていました。

 

ざっくりいうと、本書の著者は、自分が精神的に厳しい状態にあるとき、その心の内を吐露する場所を「書く」という行為に求めた。
実際に書いてみると、みるみる暗く重かった心の内が晴れ渡り、前向きに慣れたといいます。
そこで関心を持って、心理学者としてそのロジックと、効果、正しいやり方を導き出そう、と研究を始めたようです。

さて、私がこの本になぜ関心を示したかというと、確かに「書く」ということは、癒しを提供してくれるということを実感していたからです。
ある知人は、うつ病になった時、「恨みノート」なるものを作り、上手くいかない自分の周囲の状況をすべてノートに書きつけました。
あるビジネスウーマンは、職場で虐げられた状況のとき、ひたすら匿名のブログでやり場のない感情を表現したといいます。
そして私も、書くことですくわれたことは数限りない。

私の推測ですが、書くという行為を行うためには、心の中をまずは脳内で言語化する。
そうしてその言語を文字に表現している最中に、どこか自分とは離れた場所からその物事を見る視点を得られるのだと思います。
書いたものを見せようが見せまいが、無意識に、読んだ人が理解できる内容にしようと考えます。
その時に、第三者的視点で自分を見つめることになるから癒されるんじゃないかと考えています。

手軽で費用も掛からない

またこの方法のいいところは、わざわざどこかへ出かけていくとか、誰かと会うとか、お金がかかるものでもない。
紙と鉛筆さえあれば、今すぐ始められる方法です。
たとえば、心理カウンセラーは、クライアントが言ったことを受け止め、後押しする訓練を受けます。
しかし実際は、クライアントが言ったことに必ずしも、求める反応が返ってくるわけではない。
そうすると余計に試みだされるわけですが、書いたことは何も語らない。
紙はただ黙々と、クライアントのいうことを記録し、残すだけ。
要は、期待しない反応がないからこそいいのだと思います。

もし、何かしら悩みを持っていたり、精神的につらい状況にある人は一度試していただきたい方法の1つです。

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特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。




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