目次
はじめの一行
プロローグ
成長って何だっけ?
なぜ、成長できないんだろう?第1章のはじめ、本書の主人公の山田さんが、頭の中でつぶやくセリフです。忙しい日常では、あらためて『成長』について考える機会は少ないかもしれません。しかし、『成長』の理解を深めることで人生が劇的に変わるとしたら、あなたはどうしますか?
人はだれでも、自分の人生をより豊かで幸せなものにしたいと願っています。そして、それらを手に入れるために、『成長』はとても重要な要素だと思います。
本書は、人の「成長」を扱った本。
よくよく考えてみたら、成長をテーマにした本って意外と少ないような気がします。
それをストレートに扱った本なのですが、これが「成功」ではなく、「成長」であることに深い意味があります。
きっと「成功マインドセット」だったら本書を手に取っていないかもしれません。
本書の内容
道は一人一人違う
何かを上手にやろうとしたとき、その練習法は人によって違うと思います。
そしてそのやり方もまた、微妙な違いがあると思います。
多くのノウハウ書は、それを成功者である著者流をおしえ、この通りにやってみな、と提案します。
しかし、本書はまったく違います。
正解を出すわけでもないし、固定的な方法をんを提示するわけでもありません。
考え方の枠組みを提示し、自分で答えを出すように計画された本だと思います。
大雑把な考え方の枠組みは提示されていますが、その中を埋める答えは自分で探してください。
本書は一貫してそういうスタンスで進められています。
他責
本書の1つのクライマックスは、「自責か、他責か」というところのように感じました。
成長を実感できない、成果が上がらない原因の一つに、自分事としてとらえていないというところがあるようです。
たとえば、「あいつが悪い」「会社が悪い」「環境が悪い」などなど。
こういった、コントロールできない部分を指摘し続けてる以上、状況は変わらない。
そういったことを教える・・・というより気づかせるように工夫されています。
ワークショップ
本書を通して読むと、人生の達人的なコーヒーショップのマスターと、主人公である山田君のやり取りが中心です。
これを山田君の中に自分が入ってみると、そのまんまワークショップに参加しているかのように話は展開していきます。
山田君も、読者の思考を邪魔しないレベルでの発言しかしないので、いい感じでワークに取り組めます。
ぜひとも、ここで提示されているワークは一通りやってみたいところです。
朗報なのは、この秋には、組織篇が発売されるようです。
要チェックですね。
本書は、自分で使うもよし、家族や仲間、会社やチームなどで使うもよし。
本質的な人の成長を促したいとき、取り出すべき一冊だと思います。
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たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。
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