目次
はじめの一行
1人でも会社に変化は起こせる!
最強の経営資源は何か?それは「ヒト」です。
カネでも、モノでも、情報でも、時間でも、知財でもなく、ヒトだけがその他のすべての経営資源を使いこなすことができるからです。そもそも企業とは「ヒト」の集合体であり、「ヒト」の力をどう引き出して「ヒト」をどう成長させるかに、企業の命運がかかっているのです。その貴重な「ヒト」のつながりを「組織」と我々は読んでいます。
本書のタイトルには一番初めに「マーケティング」とあります。
しかし、それを実現するには「ヒト」の動きが必要である。
そういった視点の転換をまえがきの一番初めに持ってきています。
なるほどなぁ、と思わせるところはさすがだな、と感じました。
本書の内容
組織に関する本
本書は、ヒトをどう動かすか?というのが中心テーマのように感じます。
たとえば、どんなに素晴らしいコンサルタントを雇い、素晴らしいマーケティング戦略を策定したとします。
そして、それはきっと一時的には大きな成果を収めるかもしれません。
しかし残念ながら、長くは続かない。
どちらかというと一過性のものに終わってします。
なぜならば、組織がきちんと回らないことには、会社は変わらないから。
これが本書の大きなテーマだと思います。
とすると、どれだけ素晴らしいマーケティングプランを作るか?という以前に、組織を動かさなくてはならない。
その手法が本書の中には詰め込まれています。
自然の摂理に則る
面白いのは、著者の森岡氏は「自然の法則」を強く意識しています。
そもそも人間の本能を理解し、その本能をうまく利用してその人を成長させる。
読んでいくと、なるほどーと思えるところがあります。
そういったことを例えば、人事評価の中に組み込んで行ったり、具体的な指示を出すときにそういったことを意識していたり。
ここに書かれている「やり方」ももちろん大事だと思いますが、むしろそこに共通する考え方といったものを読み取るのが大事なのかも、と思いました。
こういった組織づくりができないとマーケティングはうまくいかない。
なぜなら例えば、商品づくりはそもそもマーケティングの一部です。
本書にはそこが少し詳しく書かれてますが、多くの企業では商品開発とマーケティングセクションが別れている。
そうじゃなくて、合わせてマーケティングの一部として商品開発を位置づけ、横ぐしを通すことが大事だと強調します。
そんなことを見ていくと本書は、社内が一体となってマーケティングを行うための参考書と言えそうです。
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たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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