目次
はじめの1行
はじめに
私は新人のころ、上手く話せなくてビービー泣いていました。
緊張して泣き、泣くから鼻声になり、そうすれば当然先輩方におしかりを頂くことになり、叱られてまた泣いて……そんな新人を叱ってくれた先輩方に感謝の気持ちと、そんな放送を聞かせてしまったリスナーのみなさんには今でも申し訳ない気持ちです。
そんな私が、今ではフリーアナウンサーとして何とかやっており、トークを教える講師の仕事もしています。
いきなりの、「話せない」カミングアウト。
フリーアナウンサーという仕事と、上手くいかなかった新人時代のギャップが心をとらえます。
本書の内容
目からうろこ
本書の中で、非常に注目したのが、小学校時代の教科書の音読が話すことに苦手意識を植え付けるというお話。
教科書を読むということは、一字一句間違えてはいけないということ。
さらに、間違えばそれを指摘される。
つまり、ルールとか制約があって、その通りにやりなさい、という動作。
この動作を習慣づけられる結果、人前で話すということを非常に難しいことに感じさせられているといいます。
なるほどなー、と思いました。
そういえば私は小学校の「3分間スピーチ」で、人前で話すことが苦手になりました(苦笑)
今もあの時の感覚は忘れられません。
人を惹きつける話
本書では、具体的な人を惹きつける話のコツを教えてくれます。
話し方というより、「何を話すか」が主な内容です。
例えば自己紹介の中においても、単に事実を事実として話すだけでは面白くない。
具体的なエピソードを交えて話すことで、人の関心を集めることができる、といいます。
当然内容は、相応に不要な部分のそぎ落としが必要になってきます。
言ってみれば、すべてを語ろうとするより、どう記憶されたいか?ということを意識して話すのがいいのかもしれません。
実際に著者は、アイドルなどにトーク番組などでのトークのレッスンを行っているようです。
つまらない話を教科書的にするのではなく、しっかり自分の個性を発揮できるような話し方なのでしょう。
後半には声の出し方などもあり、話し方全般にわたる教則本となりそうな一冊。
ちなみに難しいことはほとんどなかったと思います。
明日から試せる内容ばかりなので、ぜひ、朝礼のスピーチからでも使ってみてください。
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たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。
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