目次
はじめの1行
なぜあなたはこの本を手に取りましたか?
タイトルが気になったから?
ピンクの表紙が目立ったから?
なんとなく無意識のうちに?
実は、この本には、あなたが、手に取るような仕掛けがしてあったのです。
ということは、あなたは、もうすでに、
エモーショナル・マーケティングの魔法にかかっているのです。
この本は、その魔法を公開します。
非常にパワフルな方法です。
実践してもらえば、ズバリ、あなたの会社を、九〇日以内に高収益企業に変えます。
1999年に発売された本書。
Amazonでは今でも普通に買えます。
ということは、それだけロングセラーなのでしょうね。
そんな本書は、ここにある通り、当時の神田昌典さんのもつマーケティングノウハウを詰め込んで作られた一冊。
当然まえがきにも、仕掛けがあります。
問いかけから入る本書は、すでに本書を手に取り、まえがきを開いた人にだけ読める場所に、「あなたが手に取る仕掛けをしてある」と畳みかけます。
この時点で、絞り込んだ相手へのメッセージと言えそうです。
本書の内容
エモーショナル・マーケティング
本書を初めて読んだときは衝撃的でした。
こんな売り方があるのか・・・と。
私自身、マーケティングというよりリアル営業の業界で育ったこともあり、まったく目からうろこの内容ばかり。
たぶん、海外ではダン・ケネディをはじめとする、ダイレクト・レスポンス・マーケティングはそれなりに認知されていたのでしょう。
それを少し装丁を変え、感情マーケティングとして売り出す。
さらに、日本でもマーケティング関連書籍はそれまでもありましたが、たぶんタイトルは「マーケティング実務」とかそんなのが多かったのでしょう。
これは「マーケティング」という言葉になじみのない人にもわかりやすい、「あなたの会社が儲かる」という言葉でその世界に引き込んでしまった。
大げさでなく、日本のビジネスを一変させた感はあります。
エモーショナル・マーケティングの概要
本書の内容は、ざっくりいうとお客さんの感情に配した売れる仕組みを作ろう、というものです。
これまでは、自社商品の良さを顧客に説得してきた。
しかし、本書では、お客さんの困りごとにふぉかーすし、その思いを解決する手段としてこんな方法がありますよ、と提示します。
その過程で、一般の人が抱きがちなビジネスの常識をすべて覆します。
MBAは顧客獲得に役立たない。
安売りはバカにやらせておけ。
広告のプロは商品のプロではない。
などなど、過激な文言が踊りますが、「なるほど・・・」と納得できるものばかり。
そうやって、神田一派にくみしていくのでしょう。
はい、私もそのひとりです(苦笑)
これまでのやり方に限界を感じた中小企業経営者にお勧め
本書は、今まで通りやっていても、なかなか未来が見えない。
とりあえず営業マンの尻はたたくけど、だんだんと成果が見えなくなり始めた。
そういった悩みを持つ中小企業経営者・マネージャークラスの方には一読をお勧めします。
【PR】———————————–
月々たった380円で雑誌が読み放題。
たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。
この記事へのコメントはありません。