ビジネス書

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN




はじめの一行

はじめに「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ

「最近、『本当にやりたいこと』がわからなくなってきて……」

とある友人から、そんな相談を受けたことがある。
大手企業で新規事業んもリーダーとして活躍する彼女は、チームにいてくれるだけで不思議とプロジェクトがうまく回る「天才的コミュニケーター」だ。新たに事業を立ち上げるようなときには、こういう人の存在が欠かせない。

そんな彼女がこぼしていたのが、「仕事はうまくいっているけれど、なんとなくモヤモヤする。でも、どこに不満があるのかもよくわからない」という悩みだった。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN(佐宗邦威)

まさに、同じような悩みを抱えている人、いるんじゃないでしょうか。
そういう人がこのまえがき読んだら、ついつい目次も確認してしまいますよね。
そして目次がこれ。

はじめに 「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ

第1章 「直感と論理」をめぐる世界の地図
・「カイゼンの民」に迫りくる自動化とVUCAの脅威
・デザイン思考の3つのシンプルな本質
・4つの思考サイクルの違い――ビジョン思考とは? …など

第2章 最も人間らしく考える
・人が「自分らしい思考」を喪失する4つの原因
・「余白づくり」がすべての起点になる
・「頭」で考えていては淘汰される。「手」で考えるには? …など

第3章 すべては「妄想」からはじまる
・根拠なき大風呂敷を嫌う「前年比至上主義」―イシューとビジョン
・「10%成長」よりも「10倍成長」を考える―ムーンショット
・「感情アウトプット」するモーニング・ジャーナリング
・創造の「テンション」を引き出す―魔法の問いかけ …など

第4章 世界を複雑なまま「知覚」せよ
・知覚力を磨くには?―頭を「タコツボ化」させない方法
・「手さぐり上手」が生き残る―センス・メイキング理論
・妄想を1枚の絵にする「ビジョン・スケッチ」
・モード切り替え力を高める「クラウドハント」の技法 …など

第5章 凡庸さを克服する「組替」の技法
・最初は「つまらない妄想」からはじめたほうがいい
・「箇条書き」はアイデアを固定してしまう
・「組替力」を飛躍的に高める「可動式メモ術」
・「アナロジー的な認知」を促す3つのチェックポイント …など

第6章 「表現」しなきゃ思考じゃない! 
・イタレーション(反復)が「手で考える」のカギ
・早めの失敗は儲けもの―「鳥の目」と「虫の目」
・「手で考える」を邪魔するもの―表現の余白づくり1
・記憶力と創造性が高まる「ビジュアルメモ」 …など

終章 「妄想」が世界を変える?
・改めて問う、なぜ「自分モード」からはじめるのか?
・アーティストの成長に見る「妄想を具体化する技術」の磨き方
・妄想を「社会の文脈」から問い直してみる―真・善・美

おわりに 夢が無形資産を動かす時代

どこか哲学書めいたイメージもありーの、練習帳的な体裁もありーの、アート?なにそれ?って感想もありーの。
なんだか混乱を感じてしまう。
つまり、関心を持ってしまうんですね。
そうやって私は本書を手にとりました。

本書の内容

アイデアはどうやって生まれてくるのか?

ビジョンドリブンな人がいます。
そういえば、この間、日本初の民間ロケット発射を成功させたホリエモンもその一人かもしれません。
とくにここ数年、ビジョンドリブン、ざっくりいうとビジョンが物事を引っ張っていくというケースがけっこうあると思います。
そういえば、アップルの故スティーブ・ジョブズもそんな感じですよね。
妄想のようなものがあって、それをカタチにし、そして人が熱狂する。

そのときにその「妄想」に対する、明確な勝算はない、というかもともと儲けのためにやる感じではないんですね。
これだとこれだけの売り上げが上がるからやる、というのではなく、とにかくやってみたいからやってみる。
売上は後からついてくる、的発想がビジョンドリブン的発想だとおもいます。

だから、過去の修正で行う計画(PDCA的なモノ)とは圧倒的に違う質のアイデアが必要です。
そのアイデアは、過去や、顧客アンケートからは導き出すことができない。
ならばどうすればいいのか?

本書はそこに応えてくれる一冊です。

ある日突然アイデアは降ってくるのか?

なんとなく、「〇〇の神様が下りてきた」的にアイデアが思い浮かぶイメージというのがあります。
しかし実際はそんなことはなくて、そういったアイデアが浮かび上がる訓練を人は無意識にやっているようです。
そしてそのためにはどんな訓練をすればいいのか。
ほんしょではさまざまなあいであを提供しています。

と言っても難しいものでも何でもありません。
誰にでも理解できて、実践レベルの物ばかり。
だから、やるかやらないかはあなた次第、ということ。

特に私は現代人にとって、「空白を作る」というのがとても重要なことだと感じました。
本書の半ばほどで出てくるこの考え方。
これさえできれば、タブあとはすらすらと進んでいくんじゃないかと思います。
けど私たちは、ついついその空白を作ることを躊躇し、ルーチンワークで埋めようとします。
人はそれだけ、考えることがイヤなのです。
脳は、ある意味において超ぐーたら(笑)
その脳と向き合う方法が紹介されている、と言えば大きな間違いではない一冊だと思います。

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私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
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