目次
はじめの一行
はじめに
この書籍は、二〇〇七年から保険毎日新聞に連載してきた記事「生保営業のひよこ」のほか、その前に書いた「保険金請求の現場から」なども含め六七本のコラムを選び、テーマごとに並べ替え、まとめたものです。
コラム「生保営業のひよこ」は一二年の長期連載となり二三五本を超える本数となりました(二〇一九年四月現在)。
私が初めて保険業界に入ったのは、一九九二年、あれから二七年という月日が過ぎました。しかし時が過ぎても、新人時代に初めて保険営業をして感じた新鮮な驚きは、いまだに忘れられないものがあります。
この本の成り立ち、本を書くベースとなった体験の回顧。
そんなところから、本書の内容の予告的なまえがきのように感じます。
本書の内容
知ってるつもり?
本書のタイトル、「無知の知」はご存知、哲学者ソクラテスの言葉です。
自分が無知であることを知ることで、人は学ぶことができるし、
自分が無知であることを知らなければ、その人の成長はそこで終わります。
このタイトルが示す通り、本書全体を通して流れるテーマは「成長」ではないかと思います。
まえがきにもあった通り、67本の独立したコラム・エッセイの集大成ですが、触れられている内容は多岐にわたります。
たとえば前半にあるBHAGとかは、米国のベンチャーが使う経営における目標設定の考え方。
こういった、経営や戦略に関わる用語を、著者独特の感性で「普通のコトバ」にかえてしまう。
「ああ、そういうことなのか」
とスッと腑に落ちるような内容も多い。
先輩から後輩へ
本書のターゲットは、保険のセールスパースン。
主に、生命保険に関する内容が多いのですが、具体的ノウハウを指南するというより、
ちょっとスランプに陥った読者が、先輩に相談するとこんな風にアドバイスがもらえるかもな。
そんな独特の雰囲気のある一冊。
悩んだり困った時に、本書を取り出しぱらぱらとめくってみる。
そして気になったコラムを読んで、自分の中にどんな変化があったかを感じ取る。
そういうサイクルがあると、ほんの少し気持ちが軽くなるかもしれません。
ところで、「無知の知」というのは、今の脳科学でいうと「メタ認知」と言えるんじゃないかと思います。
主体的に動く自分を、少し離れた視点で見つめることです。
たとえば、「スランプでがっくり肩を落としている」という自分がいるとすれば、それを第三者的に見ることです。
実は人はそれだけで、悩みが小さくなったり、悩みに対する解決策を別の次元で思いついたりするものです。
悩み事にフォーカスしている自分に気づくだけでも、十分なんです。
そんなキッカケをもらえる本書は、シャカリキに答えを探そうとして読むというよりベットで寝転がって、リラックスムードでボンヤリ読むのがちょうどいいと思います。
すると、この本をヒントに、脳がいろんなことを発送してくれると思いますよ。
以下は、出版社より直接ご購入いただけるFAX注文シートです。
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月々たった380円で雑誌が読み放題。
たとえば、コピーライティングで、女性誌・男性誌などをぱらぱらと見たいとか、
特定の趣味の人の話題を知りたいとか、そういったときにはとても役に立ちます。
私も契約して、どうしても参加しなければならないつまらない会議の時には、
これをiPadでぱらぱら見てます(笑)
メジャーな雑誌はけっこうそろっているので、おすすめです。
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