はじめの一行
あなたの「自己肯定感」は、今どうなっている?
この本を手にとってくださり、ありがとうございます。
心理カウンセラーの中島輝です。突然ですが、ここでテストをしたいと思います。
本書を読み進める前に、ぜひ試してください。
このブログでは、いろんな本のはじめの一行(というか1頁くらい)をテーマに扱い続けています。
しかししかし、今回のパターンは初めてです。
すごく衝撃なのは、いきなり読者の自分事に話題を振っている点です。
この後に、簡単な心理テストみたいなものが紹介されています。
そのテストで、今の自己肯定感が高いか低いかを簡単に判定できます。立ち読みレベルで。
人はそもそも自分の事への関心が非常に強い。
だから、SNSなどでも「やってはいけない」と言われてもなお、心理分析や占い系のアプリに手を出しがち。
それをまえがきに仕込んだという、かなり高度な工夫と言えるかもしれません。
本書の内容
話題の(?)自己肯定感
この数年、自己肯定感とか、自己受容感とか、そんな言葉が世間一般に知られるようになりました。
世の中の流れとして、昭和のモーレツ時代はどちらかというと、自分のことを顧みず、世の中の濁流に合わせて生きることが正義だったんじゃないかと思います。
それが平成、令和となってくると、むしろ今までおざなりにしてきた「自分」にフォーカスするようになってきました。
自己肯定感なんて言う言葉はまさにその流れから注目されるようになってきました。
そもそも、社会の中で何かしら上手くいかない感覚をおぼえるとき、疑ってみるべきは自己肯定感が下がっていないか、という事であるようです。
これは私の体感上もすごく納得感があります。
たとえば、セールスの仕事をしていると、毎日毎日「断りの嵐」を受けます。
これが適切な自己肯定感を持っていると、「あくまで商品が不要なだけ」と理解できます。
しかし、自己肯定感が低いと、「まるで自分そのものが否定されている」と感じがちです。
すると行動に積極性はなくなり、結果として仕事の成果は出にくくなり、そのことがまた自分に劣等感を植え付ける、という悪循環がおこります。
その負のスパイラルに陥らないために、自己肯定感をコントロールすることはとても大事。
そんな事に気付かされてくれる一冊です。
自己肯定感は常に変化する
様々なところで自己肯定感が取り上げられていますが、私の印象として自己肯定感のレベルはその人々によって一定、というイメージがありました。
たとえば、10段階で言うと、Aさんの自己肯定感が5なら、明日も、明後日も、基本的には「5」である、という印象を持っていました。
しかし、本書の説明によると、日々、その時々によって、自己肯定感は変化する、と言います。
そこそこ自己肯定感のアベレージが高い人でも、何かのきっかけで、ドーンと下がることがある。
さらに、下がった時に、負のスパイラルに入ってしまうとなかなか浮上できなくなる。
だから、ということで、ある程度常に自分の自己肯定感の状況を知り、コントロールしておいたほうが良いですよね?という提案です。
本書の中には、わりと短期的に自己肯定感を上げる方法や、長期にわたって自己肯定感のベースを底上げする方法など、けっこうたくさんの手法が紹介されています。
一つ一つは決して難しいことではないので、できる物から実践していくことで、人生はずいぶん変わる可能性があるのかもしれませんね。
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