目次
はじめの一行
はじめに
誰でも必ず幸せになれる
あなたは今どのような人生を送っていますか。
活き活き暮らしていますか。
重苦しいですか。
たとえあなたがその人生に満足できず、この先まったく希望が見いだせずにいるとしても、あなたには必ず幸せになる道が待っています。なぜなら今の人生は、あなたが覚えていようといまいと、自分自身が選択してスタートさせたものだからです。
読者に対して希望を与え、その道筋への道程を示します、的期待感を含んだまえがきですね。
××な人が、〇〇になれるというのは、まえがきでは鉄板のパターンと言えそうです。
本書の内容
目覚めを促す目覚まし時計
覚醒とか、アセンションとか。
スピの世界ではこの数年間結構頻繁に使われる言葉です。そしてその覚醒しなさいよ、と目覚まし時計が今まさに鳴っているよ、起きようよ、というのが本書の中心テーマ。目覚まし時計とはうまく言ったものですね。
私は著者の並木良和さんのことはよく知らず、たまたま、天外伺朗さんが共著的な形で本を出されていたのを見て知りました。比較的最近頭角を現している、スピリチュアルリーダーのようですね。
で、本書を読んでびっくりしたのが、この並木さん、小学生のころから霊能者になろうと決めていたとか。一旦は整体師という仕事に就くのですが、見えない世界に関わることを極めるためにそこをやめて、スピリチュアルカウンセラーとして独立します。本書の第二章あたりはそういったご自身の生い立ちにページが咲かれています。ここでは、霊、ガイドやハイヤーセルフ、天使、大天使ミカエル、精霊、宇宙人などなど、もうスピ系の登場人物全部乗せだったりします。申し訳ないのですが、私自身はその辺のなんでもあり感が、ちょっと眉に唾つける感じで距離を取ながら読んでいたのですが・・・。
というのも私はそういったスピの世界はむしろ好きなほうですが、あれもこれもというのはちょっとどうかと思うのですね。神さまだってそうですがある宗教の神と違う宗教の神って、実は同じものを違う人の眼で見て表現するから違う名前になる、というのはよくわかります。けど、精霊ありーの、天使ありーの、宇宙人ありーの・・・というとなんだかにわかには信じがたい印象を受けます。
そこから本書はアセンションの話にいたり、さあみなさん目覚めましょう!ということになります。
こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ
本書の中で私が一番印象に残ったのが、「こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ」です。
こ 心地よい
ひ ひかれる
し しっくりする(スッキリする)
た 楽しい
ふ 腑に落ちる
わ ワクワクする
よ 喜びを感じる
この感覚を持った選択は、あなたにとって正しい選択ですよ、と説きます。
なるほど、その感じはよくわかります。
何かを選ぶときは常にこの物差しをもって選択しましょう、というのが本書のすゝめですが、なるほどと思いました。
さて、本書はこういったことを含め、並木良和さんの考えをできるだけたくさん乗せようとした印象があります。ここからさらに深めたい方は、違った書籍で深めていくのがいいかもしれません。まずは並木道(?笑)の入り口を知りたい方には最適の一冊かもしれません。
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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