ビジネス書

業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち




はじめの一行

はじめに

今、世の中では「イノベーション」という言葉を盛んに耳にします。
「イノベーション」とは、「新しい技術やアイデアで、社会に新しい価値をもたらす変革のこと。今や、どんな業界でも、どんな組織でも、あらゆる場所で「イノベーション」が求められる時代になりました。
では、あなたは、世界で「どんなイノベーションが起こっているのか」について、どれくらいご存知でしょうか。

業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち(斉藤徹)

日常的に耳にするイノベーションという言葉。なんとなくわかったつもりですが、本当にわかっている?そんな問いかけに見えるこのまえがき。
もしその先を知りたければ本書を読みましょう、的な含みを感じます。

本書の内容

お金視点の経営から幸せ視点の経営へ

本書の特徴をAmazonのなかで著者が紹介している言葉があります。

起業家先生のとんとんです。業界破壊企業って知ってますか?すごいビジネスモデルやテクノロジーで破壊的なイノベーションを起こす新興企業のことです。

例えば、リモートフィットネスのPelotonって会社。全米NPSで2位、解約率1%という驚異的な数字で世界的にも注目されてるスタートアップです。自宅でこげるモニターつきのバイクを25万円の販売と、月額4000円のサブスクを組み合わせビジネスモデルです。ちょっと高いかなと思うんだけど、これが全米で大受けで、セレブも御用達になってます。どうしてそんなに受けるのか。その秘密はライブ感と徹底したこだわりにあります。

この本では、こんなすごい会社を20社以上紹介して、最新ビジネス辞典みたいにいつでも参考にできるような構成にしてみました。加えてミレニアル、サステナブル、リーンスタートアップなど、業界破壊企業を生みだすエッセンスについても詳しく解説しています。 さらに、この40年のベンチャーの歴史をひもといて、バブルの発生と崩壊、いま注目されているWeWork問題からコロナショックまで、そのインパクトや今後の見通しについても描き下ろしました。 今、人々の価値観は大きく変容しようとしています。そのキーワードは、お金視点の経営から、幸せ視点の経営へ。そんな未来の方向まで示唆した、濃い内容の一冊に仕上げました。
これから大きく変わりそうけど、どう変わるかわからない。どうすればいいのかわからない。そんな方におすすめです。ぜひ手にとってお確かめくださいね。

斉藤 徹

昭和の時代の企業というと、どちらかというと自分のためであることが多かったように思います。自分の収入を上げるため、少しでも自分の地位を上げるため、起業するという話をよく耳にしました。しかし、最近の若い人ってどちらかというとお金に執着がないようです。そういった背景もあってか、企業へのモチベーションというのがずいぶんと変わってきているようです。それはどういうことかというと、自分の収入というよりも、世の中の幸せを増やすための起業が増えているということ。きっと、そういった視点で業界の再編が結果として進んでいく様子が、本書のタイトルになったのかもしれません。

起業の型を4つに分類

本書では、起業の型を4つに分類しています。

①顧客の特化
②顧客体験のシンプル化
③コストのフリー化
④コストのサブスク化

①の顧客の特化については、様々な要素によって顧客を選定特化する戦略。
たとえば、「カーブス」のような女性専用フィットネス。実はあれは、単なる女性専用というよりも、実際には50歳代以上の型が非常に多いということです。

②の顧客体験のシンプル化は、様々な手続きなどの簡便化。本書では、資金調達に関する面倒をカットして手間を省いた企業の話が出てきます。もちろん、単純に手間を省くだけというのはできないので、それを実現するために裏で動いているしくみは相当考えられたものであるはずです。そういった部分のイノベーションを通じて、顧客体験をシンプルにする起業を言います。

③のコストのフリー化は、料金をサービス受益者からとらない方法ともいえるかもしれません。たとえば、地上波テレビは無料で見ることができますがお金を出しているのはスポンサーです。こういった形で、サービス受益者と違うところから料金を頂くことで成り立つビジネスモデルが中心になります。あとは海外送金サービスでこんなものがあるそうです。日本からアメリカにお金を送りたい人と、逆の流れでお金を送りたい人を集めます。すると、実際に海外送金しなくても、日本でプールしたお金とアメリカでプールしたお金をそれぞれ分配することで、現実的にはお金が送金されたかのような動きを行うことが可能です。

そして④のサブスクはもう皆さんご存知かと思います。定額使い放題ですね。冒頭で挙げられていたPelotonのサービスなどは解約率が1%ということですから相当なものです。これは、顧客が満足し続ける(というより満足以上の実感を感じ続ける)仕掛けが必要になるので、収入の安定化にはなりますが、けっこう難しいビジネスモデルかもしれません。

こういった視点から、22社の業界破壊企業を紹介しています。これを読むことで、起業のパターンというか、起業家のセンスに触れることができるような気がします。

 

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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