七尾与史

死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件




はじめの一行

【陣内トオル】

冗談みたいな話だが、本宮さんはぼくたち人類を滅亡から救ったことがある。一九九九年七月に人類が滅亡するというノストラダムスの大予言。世間のほとんどの人たちは大外れだったと決めつけているようだが実は違う。話すと長くなるし、内容が誇大妄想時見ていてどうせ信じてもらえないので詳細は省くが、大予言は嘘でもガセでもハズレでもなく、我々人類は本当の本当に滅亡の一歩手前まで陥ったのだ。

死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件(七尾与史)

本書の入りは、シリーズの前の作品の話の記憶を呼び起こしてもらう数行になっているように思います。実際のところ、前の本を読んでいなくとも十分楽しめる内容にはなっていますが、軽くおさらいという感じですね。

本書の内容

本格・・・ではないサスペンス

本書に対して、ちゃんとした本格推理サスペンスを期待するとちょっとがっかりするかもしれません。もちろん、どんでん返し的なことはありますし、マニアックに伏線を読み解いていく人も読める内容だと思いますが、重視する要素はエンターテイメントです。とにかく楽しく気軽に読みたい人向けです。なぜかというと、例えば本書の中心には「呪い」があります。そして、なんだか人格を持っているかのような、スーパーコンピューターが出てきたり。私の一番のお気に入りは、死亡フラグが立つスマホアプリ(笑)死亡フラグが立つと、「死亡フラグが立ちました」とけたたましくなるそうです。これがなかなかによくできていて、一般的には死亡の危機と関わりもなさそうな事でもちゃんと反応しています。

まあこういった設定について、受け入れがたい人は合わないと思いますが、私は本格サスペンスが読みたいわけではないので、気軽に楽しめてよかったです。

ある商店街の裏にある微妙な動き

本書の設定は、廃刊寸前の雑誌『アーバン・レジェンド』の契約ライター陣内が主人公。冒頭の話も合った通り、前回はある事件をおっていましたが、それがノストラダムスの大予言とつながっていたことになっていたという話。しかし残念ながらそれを記事にはできなかったため、引き続き大ネタを探ります。一方で、ある商店街のなかで催される地下組織的な集会に引き込まれた青年。これ、実は魔女の集会。そんな都市伝説ライターと、魔女集会をやる商店街。これがどんなところでつながるのかは、読んでのお楽しみ。

これをエンターテイメントとして楽しめる方にはお勧めだし、いやいやサスペンスに魔法はあかんでしょ、という人は辞めたほうがいいように思います。

あ、ちなみに、同じ著者の「ドS刑事」シリーズの登場人物がこの小説でチラッと出てきます。比較的後の方なので良かったら探してみてくださいね。

 

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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