ノンフィクション

「ありがとう」100万回の奇跡




はじめの一行

プロローグ 「私はあとどのくらいいきられるとですか?」

ある日の熊本市民病院の診察室。
「きみはガンだよ。なんで、こげんなるまでほたっとったんだ!」(ほたっとったーーー放っておいた)と、私は産婦人科の先生から太ももをピシャッと叩かれ、怒鳴られました。
忘れもしない平成十八(二〇〇六)年五月一日、ガン告知の瞬間です。

「ありがとう」100万回の奇跡(工藤房美)

余命宣告というとっても大きなことが、とってもサクッとおこなわれる。
そして病気になった人が悪者かのような流れ。
もうこの数行で、著者の方に感情移入してしまいそうですが、いかがでしょうか。

本書の内容

生まれてきたことが奇跡

子宮だけでなく、全身に転移したがん。
そんな状態で余命宣告を受けた著者は、絶望の中である本と出会います。
それは遺伝子に関する本。
その本によると、遺伝子の組み合わせは70兆もあり、今の自分として生まれる確率は70兆分の一という天文学的な確率なんだということにハッとします。
しかも、遺伝子のうち95%は活動していないらしい。
それらのうち1%でも活性化できれば、ガンなんて蹴散らすことができるんじゃないだろうか。

そんな風に考えたそうです。

ガンを蹴散らすことができるかどうかは置いておいて、著者はただひたすらに、自分の遺伝子一つ一つに感謝の言葉を伝えたといいます。
抗がん剤で抜けた髪の毛一本一本にも、ありがとうと伝え、自分とともにあった事への感謝を告げました。

そんな折、不思議な体験をし、彼女は自分の生き方に目覚めます。
気が付けば驚くべきことに、自分のガンは消えてなくなっていたそうです。

人に光を与えたい

そのご、著者である工藤さんは講演会などを通して、また、わざわざ訪ねてこられる方に、希望の光を与えたい、といろんな人々の相談に乗っているようです。
著者が強調するのは、70兆分の一の奇跡。
私たちが生きているだけで、ありがたい存在であるといいます。

それが実感として感じ取れると、自然と感謝の念が湧いてくるそうです。
たぶん、ありがとうという言葉を発するということも大事なのでしょうが、それいじょうに今目の前にあることが、どれだけ有り難い事かをしっかりと実感できることが大事なようです。
そう言う意味では、病気や逆境というのはとてもいい機会だと思います。
なかなかそんなセリフは言いにくいものですが、本当にそう思えると、人はそこからまた一段と成長するのかもしれません。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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