丸山敏秋

七つの原理

はじめの一行

序説

「特殊なもののうちに不変なるものを見、束の間のうつろいゆくもののうちに永遠なるものを見る」(アルフレッド・N・ホワイトヘッド)

人間は、ただ生きているだけでは満足できません。
よりよく生きたい―――とだれもが願っています。そこに学びがあり、工夫が生まれ、創造の喜びを味わうことができます。
人間が真理を求める旅に出るのも、よりよく生きたいという本能的な願望があるからでしょう。

七つの原理(丸山敏秋)

いきなり引用で始まる序説の中でいきなり人間の本質を突く記述。
人間は、ただ生きているだけでは満足できないというのはまさにという感じではないかと思います。
あるとき人はただ生きているというところから抜け出したい、という風な気持ちに気付きます。
きっとそういう意図に向けた本なのだと思うのですが、その気持ちを代弁する序文になっています。

本書の内容

七つの原理

本書は、倫理法人会という社会教育団体の中心にある、「万人幸福の栞」という実践内容をまとめた誰もが幸福になれるという本の背景にある考え方、原理を記した一冊です。
そもそもこの万人幸福の栞というのは、一見道徳的な内容を並べたかのように見える内容ですが、実は「目に見えない世界」のことについてかなり触れられているように思われます。実際に、この教えの中では、見える部分よりもむしろ見えない部分が大事と言われますし、見えるところを変えることで見えない世界を動かそうという意図があるかのように感じられます。

その背景にある「原理」を解説するというのが本書。実はAmazonでは購入できないようで、その団体のWEBサイトでしか買うことができないようです。

この七つの原理を並べてみるとこんな感じです。

1.全一統体(ぜんいつとうたい)の原理
2.発顕還元(はっけんかんげん)の原理
3.全個皆完(ぜんこかいかん)の原理
4.存在の原理
5.対立の原理
6.易不易(えきふえき)の原則
7.物境不離(ぶっきょうふり)の原理

私的には一番衝撃なのが、一番目の「全一統体の原理」です。

これはいわゆるスピ系のジャンルの話で言うと、ワンネスと言い換えることができるかもしれません。
すべては一つで、それらがつながっているのだ、と。

興味深いのはこういった、一つ間違えるとオカルトと言われかねない内容のことを学んでいるにもかかわらず、文部科学省が社会教育団体として指定してるというのですから興味深いところです。
文部科学省としては中身を精査しているわけではないかとは覆いますが、かなり大きく成長しているこの団体が学ぶ内容としては、かなりぶっ飛んでいる部分があるんじゃないかと思います。
しかもこの考え方が固まったのが戦後間もなくの時期だったと思われますので、すごい話だと思います。そしてその考えを受入れてきた人が多数いたこともまた、驚くべき話じゃないかと思います。

いやーー、読書って素晴らしいですね。

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