ビジネス書

自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術

はじめの一行

まえがき――この本を手にとった方へ

表現するための方法を求めるあなたに
今、あなたは、何かを表現するために、その方法を求めようとしています。
では、あなたが何かを表現しようとするとき、もっとも重要なことは何でしょうか。
それは、「自分の〈ことば〉をつくる」ということです。
言い換えれば、あなたでなければできないことを表現するということでもあります。少
し大げさに言えば、あなたという存在の生きる意味を追求することともつながっています。
ところが、プレゼンや文章に関する、いろいろなマニュアルをひも解いたり、さまざま
な解説本を手にとったりしてみても、どれも自分にピッタリ来るものはありません。
どことなーく哲学チックな香りのする書き出しな気がします。
目の前にいる「あなた」に何かを教えるような語り口は、案外身近な印象というよりもどことなく距離感を感じさせる風に感じるのは私だけでしょうか。
言いたいことは、どこかから借りてきたことを「書く」という技術が必要なのではなく、技術的には稚拙であったとしても自分の中から湧き出る何かを表現すべきと言っているようです。

本書の内容

自分と向き合う

本書の主張は、たとえば同じ本の感想文を二人の人が書こうとしたとします。
その時に、人は自分のフィルターを通してその本の内容を受け取りますし、そのフィルターを通した内容は感情と化学変化を起こしてその人独自の感想が生まれる。
大事なのはその人の独自性である、ということをいっているのではないかと思います。
ではその独自性をどうやって取り出していくか、という事が本書のテーマではないかと思います。

その構成が以下の通りです。

第1章 自分のテーマを発見する
1 自分のテーマとは何か
コラム1 思ったことを感じたまま表現していい
2 「好き」から問題意識へ
コラム2 「りんごが好き」は自分のテーマになるか
3 「なぜ」を問う意味
コラム3 バイオグラフィとは何か〜語るための中身
第2章 自分のテーマを表現する
1 「内言」をどう「外言」化するか
コラム4 「内容」か「形式」か
2 〈私〉をくぐらせる─「自分の問題として捉える」ということ
コラム5 情報あっての「私」、「私」あっての情報
3 テーマと主張
コラム6 「正しさ」という幻想
第3章 自分のテーマで対話する
1 主張と対話
コラム7 エッセイとレポートはどう違う〜他者を意識した表現活動へ
2 自分の主張とは何か
コラム8 言語、言葉、ことば〜世界にあることばとは何か
3 社会をつくる個人として
コラム9 モノローグ(独り言)からダイアローグ(対話)へ
エピソード 自分のことばで語るときまで〜千葉くんの挑戦

これらの過程をもって、常に自分の心の中につながり、それをアウトプットしていくというのが本書がやらんとすること。
特にコピペ文化がはびこる近年において、自分で考えるという事を謳った内容化と思います。
どちらかといえば、ハウトゥ本という感じでもなく、自分と向き合うことをしっかりやろう、という主張がなされているように感じました。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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