ノンフィクション

ザ・マインド 意識・予測・脳

はじめの一行

本書の執筆にあたり

さて、困ったことになった。5万語以下という短い文字数で『ザ・マインド』というタイトルがついた本を執筆しなければならない。いったい何を書いたら良いものか。というのも、心というのは、わたしたちが経験するすべて、それらの経験をつくりだす多くのこと―――人の知覚や身体的な動き、読むことや書くこと、考えたり感じたりすること、人との交流など、すべてに関与しているのである。

ザ・マインド 意識・予測・脳(E ブルース・ゴールドスタイン)

本書のまえがき的なこの項目は、いかに心という物が複雑かというのを論じています。そして内容のアウトライン。
内容はかなり一般向けに分かりやすく書かれていますので、著者の努力が実ったのかもしれません。
まえがきとしては、本書を読ませようという意図よりも、こういった学術分野に監視を持ってもらいたい、という学者としての使命感を感じます。

本書の内容

脳の不思議

さて、本書のタイトルからみると、人の意識についてについて深めて書いてある印象を受けました。
Amazon上でのタイトルは、『ザ・マインド 意識・予測・脳』とありますが、表紙を見ると『ザ・マインド 意識とは何か?』と書かれています。当然意識にフォーカスされている本という印象を受けると思います。
で、私的には「意識」というのがどこからやってくるか?とか、思考はどういう仕組みで生まれるのか?といった内容を勝手に想像してましたが、そういった物とは少し違った印象でした。
タイトルの、『ザ・マインド 意識・予測・脳』という部分に内容は寄せられています。
具体的には、脳というのはけっこう予測をしているそうなのです。というのも、例えば、自分で何かをしようと決める前にすでに身体が動いているというケースがけっこうあるようです。

じゃあ、その予測はどうやってなされるかというと、過去の記憶から似たような状況をひっりだして、そこから予測した未来に対して人は行動しているのだそうです。これを無意識でやってるわけですから、じゃあ人の自由意志っていうのはあるのか、ないのか、という議論があります。その核心には触れられていなかったように思うのですが、その予測に関する部分にはけっこうなページが割かれていて、興味深く読みました。

全体的に、「心」というものを脳科学的に扱った内容というのが本書を一言で表した内容だと私は感じました。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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