ビジネス書

だれかに話したくなる小さな会社

はじめの一行

はじめに

あなたの会社の矢印は、どちらですか?

「会社の矢印」と「私たち」の関係

あなたの会社は、どちらでしたか?

会社には二つの矢印が存在します。
内向きの矢印と、外向きの矢印です。

その矢印の向きがどちらかによって、私たちの仕事の仕方は大きく変わります。
私たちは、直接的にも間接的にも、その矢印に大きな影響を受けています。

「会社のことなんて関係ない」
そう思う人もいるかもしれません。

だれかに話したくなる小さな会社(浜口隆則+村尾隆介)

この流れで、本書は「内向きの矢印を持っている会社」をブランド会社と呼んでいます。
簡単に言うと、内向きの矢印を持つ会社というのは、他人と比べてどうこうというより、自分達のこだわりだったり、生き方にこだわる会社というのでしょうか。
そういったこだわりがブランドを作る。
そんな流れのお話です。

『だれかに話したくなる小さな会社』の内容

小さなブランド会社の事例

「ブランド」というと、大きな会社や、大袈裟なプロモーションであったりという事と切手は切れないもの、というイメージを持ちがちです。
しかし、本書では、決してそういうわけではないという事例をまずは紹介しています。

まず出てくるのは、イタリアにある「ラ・テーレ」という「網」を作る会社。社員数は20名の小さな会社ですが、美しい網を作る会社という事で2002年に日韓共催で行われたワールドカップのゴールネットも、この会社が作ったものが採用されているそうです。

また、東京にあるコーヒー豆の卸業「珈琲工房HORIGUCHI」は、営業活動を一切行わないのだとか。
ここはワインを選ぶようにコーヒーを選ぶというイメージで品質を高めているそうです。

本書には紹介されていませんが、今の国内の会社で言えば、佰食屋さんなんかはまさに小さなブランド会社と言えるかもしれません。

売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放

ブランド会社はミュージシャン?

本書では、ブランド会社をミュージシャンのビジネスモデルに例えています。
そこには、顧客というよりファンがいて、ファンがファンを連れてくるというビジネスモデル。
そのためには、商品そのものも大事なのですが、会社そのものにファンがつく必要がありそうです。
そういった会社の価値をどう作っていくかというのが、これからの小さな会社の課題ではないか、と問題提起します。

その理由として挙げているのが、以下の七つのポイント。

・商品の短命化
・商品・サービスレベルの向上と飽和
・マス市場の消滅
・人口の減少
・価格競争
・情報化とグローバル化
・労働市場の流動化

だからこそ、会社にブランド価値をつけていくべきだと言います。

小さな会社のブランド戦略

じゃあ具体的にどうすればいいか、というところも紹介されています。
まず一つ目が、「専門家宣言をしよう」というもの。
何かに特化するというのも一考ですが、新しいビジネスカテゴリーをつくることこそがブランドへの近道と言います。

二つ目は、分かりやすい化。
ネーミングやロゴなどで会社のことを一発で分かるようにするという物。

三つ目はスタッフ・ブランディング。
クレドなどを使って、スタッフの気持ちを一つにします。

四つ目は、価格を下げるのではなく、価値を上げる。
珈琲1杯800円のお店を例に説明されています。

五つ目は、ファンを増やすという事で一つの方法として、「仕事を楽しむ」ということ。

六つ目は社会モテする会社にする。

七つ目は100年続くようなシステムをつくるという事。
簡単にはいかなそうなものですが、本書では経営の三輪車として、
商品開発力・販売力(コミュニケーション力)・管理する力を上げています。

色々と試行錯誤はありそうですが、これだけポイントがまとめられているとやりやすいかもしれませんね。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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