はじめの一行
はじめに
「絶望しなさい」
こんな風に言われたら、驚いてドキッとするのではないでしょうか。
「なぜそんなことを言われなきゃならないのか」と、怒りがわくかもしれません。人間関係、仕事、家族、恋愛関係、お金、健康、メンタル、社会情勢など、人生は思うようにならないことばかり。
これまでもさんざん絶望してきたのに、さらに絶望しなければならないのか……
と嫌気がさす人もいるでしょう。
まえがき云々という以前に、「絶望せよ」というコンセプトがあまりに大胆。
もうこれだけでインパクトありすぎるくらいありますね。
人によっては拒否反応を強く示すかもしれません。
だからこそ、人が手に取るのかもしれませんね。
本書の内容
絶望の先にしか希望は見えない
本書では、まずは「正しい絶望」が必要と説いています。
多くの場合、中途半端な絶望をうろちょろしているから正しい希望が出てこないのだそうで。
そもそも希望は、絶望の後にやってくるとのこと。
絶望がなければ希望もないのだと言います。
それゆえ、正しい絶望が必要なのです。
これが本書の主張。
著者と質問者の対話という形で丁寧に話は勧められていきますが、中盤以降だんだんとわかりにくくなっていきます。
というのも、一般的な感覚とはずいぶん違う話が展開されていくからです。
自分という枠組みを超えてたところから見る視点。
そういったものが大事と言っている気はしますが、そこへ到達するのはなかなか難しい。
つまり、悟れ、と言っているのですがそれを、科学的に解説しようというのが本書のテーマ。
正直、科学的と言われても今ひとつピンとこないのですが、悟りを別の側面からわかってもらいたいという思いで書いた一冊であることは感じ取れました。
何度か読み込むと、もっと具体的にわかるのかもしれないですね。
多分この内容を読んでもピンとこない方が多いと思いますが、私もピンと来ていない証だと思います。
すみません(;^_^A
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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