実用書

65歳になったら書いておく エンディング・ラブレター

はじめの一行

Prologue 「手紙」で伝える大きな意味合い まえがきに代えて

■「人生の最期」に書くラブレターは”感謝”の気持ちを込めて

高齢化社会になり、言うまでもなく「相続」も大きな課題になっています。それは「相続はもめることが多い」からです。
しかしこの本は、相続トラブルや難しい税金の話ではありません。
「人生の最期(あるいはその近く)になって、近しい人に”思い”を伝える手紙を書きましょう」
というものです。

65歳になったら書いておく エンディング・ラブレター(市川弘美)

本書の意図することを端的にまとめたまえがきではないかと思います。
特に、人生の最期に書くラブレターなんていう今まであまり一般的には認知されていない事だけに、はじめに説明が必要なん故真央しれませんね。

本書の内容

相続がもめる原因

これは本書に書かれていたこととは少し離れるのですが、私は仕事で保険屋をやっています。
その関係で、色んな相続を目の当たりにしています。
そこで起こることは、「少しでも遺産を沢山ほしい」という争いでしょうか。
実はほとんどの場合はそうでもありません。

例えばあるケースでは、子どもたちはみな成功して、それぞれがけっこうなお金持ち。
しかも安定して高額の収入があるため、お金なんてそんなに必要ないのです。
しかし、実際には小さな遺産の話でおおもめ。
原因は、親の愛を奪い合うケンカです。

親は、長男にはあれをしているけど、自分には何もなかった。
だからせめて、これぐらいは貰って当然。
そんなやりとりです。

つまり、個人的な愛を確かめる手段が遺産分割。
遺言などがあった場合は、それが親の愛を測る数少ないツールと言えます。

ものではない相続

今までの考え方では、遺言を通じて遺産分割を公平に行うことで、親から子への愛を表現しましょう、という事が言われてきました。
しかし、それでは表現できることは多くはありません。
そもそも多額の遺産がない人は、何もできずに生涯を終えてしまいます。

そこで著者が進めるのが、ラストラブレターを大事な家族に向けて遺してあげましょう、という提案です。
法的な効力はないですが、だからこそ、自由に書ける。
そして本当の想いを直接的に伝えられる。
そんな手紙を今から書いておきましょう、と。

本書の中には詳細な文例などもあり、文を書くのが苦手な人も少なからずいらっしゃるでしょうが、そんな人の助けにもなる内容となっています。
65歳と言わず、死はいつ訪れるかわかりません。
家族への愛を、是非書きしたためてはいかがでしょうか。

余談ですが、昔調べたところによると、イギリスでは生命保険のことを、ラスト・ラブレターと呼ぶそうです。
思いであれ、お金や物であれ、次の時代に残せる何かがあるなら、是非それを役立ててほしいものですね。

ちなみに本書、企画段階で著書の方よりインタビューを受けました。
創作活動に協力できたのはとてもうれしい限りです。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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