小説

霊感検定 春にして君を離れ




はじめの一行

シリーズ二作目にして変わった展開?

シリーズ物小説の二作目。
おなじみのキャラクターが出てこない。
ここに出てくる、貴之とか、清貴って誰?
という感じで不安な中、物語が始まります。

まあそれが狙いなのでしょう。
シリーズとはいえこの本から読み始めてもよいとは思いますが、出来れば前作から読んだ方がより面白く感じられるかもしれません。

家を出て独り暮らしをしていた兄の貴之が、結婚することになった。
それはいい。
結婚相手を連れて実家へ現れた。
それもいい。
家族でお食事会、などじんましんが出そうだったので当然ばっくれるつもりでいたら、朝帰りしたところをつかまえられ、リビングダイニングに連行され、席につかされたが、それもまぁ、仕方ない。貴之の方が一枚上手だったということで、あきらめもついた。
清貴は中学二年生から卒業までの二年間、貴之のマンションで暮らしたことがあった。厳格な父に反発し、中学に入ってすぐのころから毎晩のように出歩くようになった清貴を、両親が持てあましたせいだ。

霊感検定 春にして君を離れ(織守きょうや)

本書の内容

霊能力を測る霊感検定

物語の設定はこんな感じ。
高校の図書館司書である馬渡先生は、あるテストを作り上げた。
それが、霊感検定。
早い話が、そのテストを受けると、霊感のレベルが測れるという。
6級が凡人。

馬渡先生は、その霊感の強い人間を何人か集め、心霊研究を行っている。
主に、霊障に悩む人たちの問題解決をボランティアでやっている。
ハッキリ言って、そういうのが大好きってこと。
幸か不幸か、馬渡先生には霊感は人並みレベル。

この研究室に次々と、問題が持ち込まれるわけですが、ある時は霊障であり、ある時はそうではない。

今回の目玉は、冒頭の貴之&清貴のお話。

著者の作話技術は、多分一作目と比べると格段に上がってるんじゃないでしょうか。
けっこうグイグイ引き寄せられる文章に、あっという間に読み終えてしまいました。
ライト・ノベルといわれるジャンルに分類されるのかな、と思いましたがさほど重苦しくもなく、退屈でもなく、そこそこさわやか。
例とか何とかいう話なので、恐怖のどん底に陥れられる・・・と思いきやそんなことはありません。

気楽に読める一冊です。

 

言い訳のように加えておくと、私の趣味ではなく、家内の好みです(笑)
たぶん自分では絶対買わないと思うのですが、うちに合ったら読んじゃうよね、って感じです。

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