目次
はじめの一行
テレビの分かりやすさ
よくテレビを見ていて、この難しい概念をよく説明できるな・・・
そんな風に思った方は少なからずいらっしゃると思います。
まあ、時にCGアニメーションを作ったり、模型を作ったり、あれだけ予算があればそりゃあできるやろ。
そんな風に思うこともあるのですが、目に見える部分のみならず、かなりの工夫をしているようです。
そのノウハウを解説する本書は、こんな風に始まります。
テレビの手法で、あなたの説明力も”池上彰レベル”になる!
説明上手になるヒントは、テレビの中に隠されている
「人前で上手なプレゼンがしたい」
「わかりやすい説明ができるようになりたい」
「どうすれば人の心がつかめるんだろうか」
そんな風に考えている社会人や学生の方は多いことでしょう。
難解なテーマをわかりやすく解説するジャーナリストとして、今テレビ番組に引っ張りだこなのが池上彰さんです。
池上さんは長らく「週刊こどもニュース」(NHK)という小学生向けのニュースでお父さん役(司会)をつとめ、子どもでも理解で切る解説をするために、日々工夫や努力を重ねてこられたそうです。池上さんこそが、現在の日本における”分かりやすい解説のカリスマ”といっても決して過言ではないでしょう。
私はふだんプレゼンテーション(以下、プレゼン)の現場で指導にあたっていますが、数年前からニュース番組の内容や文字をチェックする「校閲」の仕事でテレビとかかわるようになりました。
この仕事を始めて最初に驚いたのは、池上さんのようなキャスターを裏で支えるテレビ制作現場の存在です。テレビに登場するキャスターの説明がわかりやすいのは、分かりやすく伝える手法に全力を注ぐプロがいるからでした。
本書の内容
分かりやすく”伝える”技術を解説
本書は、先ほどご紹介した前書きにある通り、プレゼンのための本。
いわゆるムック本というやつですね。
中身はというと、かなり多岐にわたります。
分かりやすく表現する話し方の順序や、聞き手に関心を持ってもらう工夫。
フリップの活用や作り方まで(!)
もちろん、やりすぎるのはどうかと思いますが、テレビで使われ、実績のある方法の数々が紹介されています。
とくに、ビジネスマンにとっては話の順序などの話題の組み立てに関する部分が非常に参考になるのではないかと思います。
内容的には、初級~中級レベルだと思います。
項目別にまとめられているので、困ったときにぱらぱらとめくってみるという使い方ができそうです。
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